チーム結の植物ノート|木から火へ。季節の変わり目に気を付けたいこと

いつのころからか、毎年この時季のわたしは、少しからだが重くなります。

食欲が落ちて、ご飯を食べるのが億劫になる。

「わたしは今日もおなかが空いてる!」と言い聞かせながらお茶碗をもつ・・・

そんな6月が毎年やってきます。

これ、実は陰陽五行の視点から見るととても自然なことなんです。

春の土用って何?

季節の変わり目には「土用」という期間があります。

立夏(5月上旬)の前の約18日間が「春の土用」。

この時期は、次の季節への移行期。

体も心も、次のステージへ切り替わろうとしている時間です。

五行では、春は「木」の季節。

肝と胆が活発になり、エネルギーが上へ上へと伸びていく時期です。

新しいことを始めたくなったり、気持ちが高ぶりやすくなるのも、木のエネルギーが強く働いているから。

そして土用が明けると、いよいよ「火」の季節、初夏へと入っていきます。

土用は「土」を労わる時間

土用は各季節と季節のあいだ、「土」のエネルギーが働く時期。

五行でいう土は、脾・胃に対応しています。

有名なのは夏の土用ですが、昔から土用にしじみやうなぎを食べる習慣があるのも、この時期に弱りやすい消化器系を補うためといわれています。

植物の力も、上手に借りてみましょう。

土用におすすめのハーブたち

  • ダンディライオン(西洋たんぽぽ) 肝臓や消化器系のデトックスをサポート。春の疲れをリセットしたいときに。
  • ローズヒップ(ドッグローズ) ビタミンCが豊富で、季節の変わり目の免疫ケアに。酸味が体をシャキッとさせてくれます。
  • カモミールジャーマン 胃腸を落ち着かせ、気持ちもほぐしてくれる。食欲がないときの食前ティーにもおすすめ。
  • ネトル(西洋イラクサ) ミネラル豊富で、春の疲れた体を栄養面からしっかり補ってくれます。
  • ペパーミント 消化を助け、気分もリフレッシュ。
  • カレンデュラ(キンセンカ) 目や粘膜を保護し、胃腸の症状をやわらげてくれます。やさしいオレンジ色が気持ちまで明るくしてくれる。

木から火へ。このタイミングに起きやすいこと

土用が明けると、エネルギーは「木」(肝・胆)から「火」(心・小腸)へと移っていきます。このタイミングで出やすいのが——

  • 気だるさ・疲れやすさ 春に張り切って使ったエネルギーの疲れが出てくる
  • 食欲の低下 火のエネルギーが高まると、消化器系に負担がかかりやすい
  • 気持ちの浮き沈み 木の「怒り・ストレス」から火の「喜び・興奮」へと感情も移行中

わたしが毎年6月に食欲をなくすのも、この移行期に体が正直に反応しているのかもしれません。「体が弱い」のではなく、「ちゃんと季節を感じている」ということ。そう思うと、少し気持ちが楽になりませんか?


この時期に心がけたいこと

無理に活動量を上げず、体の声を聞くことが大切な時期です。

食事は消化のよいものを少しずつ。

食欲がなくても、温かいスープや雑炊など、胃腸に優しいものを選んで。

「食べなきゃ」と焦らず、体が欲しがるものを丁寧に摂る。

睡眠は早めにたっぷりと。

火のエネルギーが高まる夏に向けて、今のうちに体を休めておくことが養生の基本です。

そして、感情にも優しくしてあげてください。

この時期はイライラしやすかったり、逆に気力が続かなかったりしがちですが、

それも季節の移行のサイン。自分を責めず、ゆったりと過ごすことが、一番です。


季節は毎年同じようにめぐってきます。

でも、その流れを「知っている」だけで、体との向き合い方がすこしだけ変わります。

そのヒントを、これからも植物ノートで少しずつ綴っていけたらと思っています。

あなたはどの体質?

陰陽五行では、人それぞれに生まれ持った体質やライスステージ、季節によっても出てくる体質があります。

いまの体質を知ることで、季節の変わり目の過ごし方がもっとわかりやすくなりますよ。

もっと知りたい方へ

植物療法や陰陽五行を使った体質ケアについて、チーム結ではさらに詳しくお伝えしています。季節ごとの養生法やハーブの使い方など、一緒に探してみませんか?