みぃと歌う | 夏のイタズラと、犯人探し

夏は外に出る時間が少なくなる季節。

お散歩の時間が短かったり行けない日が続くと、犬はエネルギーを持て余して

イタズラが増えることもあります。

みぃはいくつになってもたまったエネルギーはその日のうちに消費したいタイプ。

わが家のお笑い担当みぃには、十八番のイタズラがありました。

いたずらおしっこバクダンです。


犯人は、どこに?

それはある夏の昼下がり。

床の水たまりを発見したわたしは、大声で言いました。

「あーーーーっ!これ、誰がやったの!?」

部屋を見渡しながら「誰だ、誰がやったんだ」と騒ぐわたし。

でもその部屋にいるのは、みぃ一匹だけです。

するとみぃ飛んできて、首をかしげます。

そしてわたしの話に、一生懸命耳を傾ける。

「ほらここ!これ誰がやったの?誰だ?」

そう言うと、みぃはくるっと向きを変えて、早足で犯人探しに出発するんです。

これがダックスの早足なので、もうそれだけで面白い(笑)

他の部屋や玄関、お風呂場、キッチン……ひと部屋ずつていねいに見て回っています。


わたしの片付けと、みぃの捜査の競争(譲れない闘いが始まる)

みぃが捜査に出ている間に、わたしは急いで水たまりを片付けます。

これが実は競争でした。

わたしの片付けが早いか、みぃの犯人探しが早いのか。

片付けに手間取っていると、みぃが戻ってきて報告をします。

「どこにもいませんでした!」

「そんなはずない!もう一回探してきて!」

そう言うと、みぃはまた早足で捜査に戻っていく(笑)

わたしの片付けが間に合ってソファーに座ると、みぃも何事もなかったかのように隣にやってきて、ちょこんと座ります。

犯人は見つからなかったけれど、なぜかふたりとも満足そうに並んで、何もなかったかのように座っている。


実は、最初からゲームがしたかった?

後になって気づいたことがあります。

このイタズラにわたしが気づかないでいると、みぃが教えに来ることがありました。

つまり——気づいてほしいときは教えに来て、気づいたら犯人探しゲームが始まる。

もしかしてみぃは、最初からこのゲームをしたくてやっていたんじゃないかと思っています。

「おかーさんはのろまだから気付かない」とでも思っていたのか、

呆れたような顔でやってくることもありました(笑)

犯人はずっとそこにいたのに、わたしはずっと騙されていたのかもしれませんね。

外に出られない夏の日も、みぃはちゃんとわが家を笑いで満たしてくれていました。

イタズラのたびに怒る気にもなれず、気がつけば笑っていた。そんな夏の日のひとコマです。

「我が家のお笑い担当・みぃ。犯人探しは誰よりも真剣でした。(※犯人は本人)」