結の植物療法ノート | 秋の食事:換毛期と夏の疲れをととのえる

お盆を過ぎると、少しずつ次の季節、秋へとうつり始めます。

愛犬ダックスのみぃは毎年この時期になると、体重がぐっと落ちる子でした。

もともと消化が弱いことに重ねて、夏の疲れが出てきたり。そして換毛の時期を迎えることもあり、秋はみぃにとって、少し体力を使う季節だったのだと思います。

季節が移る時、我が家は食事の見直しをしていました。

秋は「食べる量」だけでなく「届け方」も見直す

みぃは一度にたくさん食べると、お腹をこわしやすいので

単純に一食の量を増やすのではなく、食事の回数を1回増やすことに。

普段は1日2回だった食事を、秋には1日3回にして、少量ずつ体に届けるようにしていました。

体調や体重を見ながら、その子が無理なく食べられる量と回数を探していく。

これは、みぃの食事を考えるときに大切にしていたことのひとつです。

犬の消化の時間を逆算して、食事の間隔を調整することは手作りだと意外と計算しやすかったので出来たことでもあります。

秋からは、炭水化物を毎食に

夏の間は、白米などの炭水化物を1日に1食のみ取り入れる程度でしたが(夜はタンパク質中心)秋になると毎食に変更。

秋のみぃのごはんでよく作っていたのが、発芽玄米入りの雑炊です。

発芽玄米と鶏肉、野菜などをやわらかく煮て、スープを残した食べやすいごはんに。

秋の定番だった栗を加えることもありました。

栗はエネルギーを補う食材として、また薬膳では胃腸を養う食材として使われています。

みぃの体調を見ながら、旬の食材を少しずつ取り入れる。
そんな秋のごはん作りが、毎年の楽しみでもありました。

たんぱく源も「合うもの」を探して

秋のたんぱく源として、魚を取り入れることもありました。

秋鮭を使うこともありましたが、みぃは魚なら何でも体質に合うというわけではありませんでした。

サーモン、タラ、マグロ、カツオ、タイ、サバ・・など、いろいろな魚を試しながら、その時々の体調や様子を見て選んでいました。

DHAやEPA豊富なサーモンオイルなどの魚由来の油を使うこともあり、

ブログを書くために写真を見返してみると、「こんなものまで試していたんだ!」と、

私自身が忘れているものもありました(笑)

でも、こうして記録が残っていると、その時のみぃのためにいろいろ考えていたことを思い出します。

大切なのは、「この食材が良いから必ず食べさせる」ということではなく、

その子に合うものを、少しずつ探していくこと

みぃの食事では、いつもそこを大切にしていました。

鶏肉は、秋冬のごはんに

鶏肉も、みぃのごはんによく使っていたたんぱく質です。

薬膳では、食材には「平」「温」「涼」など、それぞれの性質があると考えられています。

鶏肉は薬膳では「平」の性質を持つ食材とされ、調理法によって食材の性質を捉えます。

秋から冬に向かって少しずつ気温が下がっていく季節には、温かいごはんや加熱した食材を取り入れながら、体を冷やしすぎないことを意識していました。

犬も猫もおなかを触ると冷えていることがあるので、撫でながら観察してみてくださいね。

仕上げに「はじまりの結」

そして、みぃの秋ごはんには、仕上げに**あんみのハーブブレンド「はじまりの結」**を加えます。

できあがった雑炊に、最後に1食分のハーブブレンドをひとつまみ。

食事そのものを整えることに加えて、植物の力も食卓に取り入れていく。

それが、みぃと暮らす中で私が続けてきた「結」の食事ケアでした。

もちろん、ハーブや食材もすべての子に同じように合うわけではありません。

体質や年齢、体調によっても違います。

だからこそ、少しずつ様子を見ながら、その子に合う方法を探していくことが大切です。

みぃの秋ごはん

みぃの場合、秋になるとこんなことを意識していました。

  • 発芽玄米などの炭水化物を毎食に
  • 1日2回だった食事を3回に増やし、少量ずつ
  • 秋鮭やタラ、マグロ、カツオなど、合うたんぱく源をとりいれる
  • 鶏肉などの加熱した食材を取り入れる
  • 旬の栗などを季節の食材として楽しむ
  • 仕上げにハーブブレンド「はじまりの結」を取り入れる
  • 体重や便、食欲など、その日の様子を見ながら調整する

季節が変わると、体も少しずつ次の季節へ向かって変化していきます。

夏の疲れが残っているときには、無理に何かを足すのではなく、まずは「ちゃんと食べられているかな」「消化できているかな」と、その子の様子を見ること。

そして必要に応じて、食事の内容や回数を少しずつ変えていく。

秋は、冬に向けて体をととのえていく季節でもあります。

旬の食材を楽しみながら、その子の体に合わせたごはんを。

人もペットも、秋の恵みをいただいて、ゆっくり次の季節へ🌿

結の植物療法ノート|夏の水分補給は「飲む」だけじゃない。ねばねばごはんで体の中から潤す

暑くなると、「水をたくさん飲まなきゃ」と思いますよね。

もちろん飲み水はとても大切です。でも、人もペットも、水分補給は「飲むこと」だけではありません。

毎日のごはんから水分を摂ることも、夏を元気に過ごすための大切な植物療法のひとつです。

夏は「潤す」ことも大切

陰陽五行では、夏は「火」の季節。

汗をかきやすく、水分が失われやすいだけでなく、暑さで胃腸も疲れやすくなります。

食欲が落ちる子や、食べることがおっくうになるシニアの子も少なくありません。

そんな夏におすすめなのが、みぃの大好きだったねばねばごはんです。


つるんと食べられる、みぃの夏ごはん

夏になると、みぃによく作っていたのがこのレシピです。

材料

  • かつお
  • オクラ
  • とろろ
  • 発芽玄米
  • 季節の野菜
  • 良質なオイル
  • はじまりの結

オクラやとろろのねばねばは、口当たりがよく、つるんと食べられるのが特徴です。

暑さで食欲が落ちている子や、シニアになって食べるのが少し面倒になってきた子でも、比較的食べやすいごはんになります。

もちろん、その子の体質や体調に合わせることが大切ですが、「食べやすい」ということも、夏の大切な工夫のひとつです。


それぞれの食材が持つ役割

かつお

高たんぱくで鉄分が豊富。薬膳では体の熱をやさしく冷ます食材として知られています。暑さで体力を消耗しやすい夏にも取り入れやすい食材です。

オクラ・とろろ

ねばねば成分(ムチンなど)は、口当たりがよく、胃腸の粘膜をいたわる食材として親しまれています。

発芽玄米

エネルギー源になるだけでなく、食物繊維や栄養も豊富。ゆっくり元気を支えてくれます。

良質なオイル

脂溶性ビタミンの吸収を助けながら、毎日の食事のバランスを整えてくれます。

はじまりの結

8種類のハーブをブレンドした毎日飲んでもらいたいあんみの看板商品です。


🌿 みぃのちょこっとアレンジ

みぃは納豆も大好きだったので、たまに納豆をトッピングすることもありました。

納豆は発酵食品で、食物繊維やたんぱく質も含まれています。

実は、わんちゃんは納豆好きな子も意外と多いんですよ。

もちろん苦手な子や体質に合わない子もいるので様子を見ながらになりますが、

みぃは喜んで食べてくれました。

人も一緒に、おいしく食べられます

このレシピは、人も一緒に楽しめます。

人用なら、めんつゆをかけたり、生姜醤油でさっぱり食べるのがおすすめ。

夏は、そうめんの上にのせていただくこともよくありました。

つるんとした山芋やオクラに、カツオの旨みがよく合って、暑い日でも食べやすい一品になります。

人とペットで材料を分ける必要がないので、一緒に食卓を囲めるのもうれしいところ。

味付けだけを最後に変えれば、それぞれにおいしく楽しめます。

夏だからこそ「涼夏の結」

四季の結(結ハーブ四季シリーズ)には夏限定で「涼夏の結」を販売しています。

涼夏の結には、南アフリカ産のルイボスハニーブッシュを使っており

暑い地域で親しまれてきた植物には、その土地の気候の中で暮らす知恵が受け継がれているとも考えられています。

植物療法では、ルイボスは冷やして飲むと夏の水分補給に、温かく飲むと体をやさしく温める飲み物として親しまれることがあります。

同じ植物でも、飲み方によって季節に寄り添える。

そんなところも、ハーブのおもしろさのひとつです。

みぃは酸っぱいものが大好きな子だったのでこのブレンドもとてもお気に入りでした。

自分のお皿に入れてあげると一気飲み。

そして次は……わたしのティーカップを狙って盗み飲み。

「また飲んでる!」と言っても素知らぬ顔。

このティーに限らず、酸っぱい系のハーブティーはみぃにとって特別なものだったようです。


一緒に食べて、一緒に季節を過ごす

みぃとは、いつも同じ食卓でした。

私はそうめんにしたり、どんぶりだったり。

みぃはハーブをふりかけた手作りごはん。

味付けは少し違っても、食材はほとんど同じでした。

植物療法は、特別なものではありません。

高価な食材をそろえることでも、難しい知識を覚えることでもありません。

季節のものを選び、一緒に食べて、一緒に笑うこと。

その積み重ねが、人にもペットにも心地よい毎日をつくってくれるのだと思います。

みぃが教えてくれたのは、「同じものを囲む幸せ」でした。

だから今でも私は、人もペットも一緒に楽しめる植物療法を届けたいと思っています。🌿

みぃと歩む | 手作りごはんのこと。5kgのダックスの場合

ステロイド治療が続く中で、わたしがずっと大切にしていたのが毎日の食事でした。

病気と闘う力は、毎日のごはんから生まれる。

胃腸が消化に使うエネルギーを少しでも減らし、その分を体が本来の力を発揮するために使ってほしい。

そんな思いから、みぃのごはんを手作りに変えました。

最初は難しそうに感じていましたが、続けてみると意外とシンプル。

そして何より、みぃが毎食待ち遠しそうに、うれしそうに食べてくれる姿が、わたしの一番の励みになっていました。


手作りごはんは、消化にやさしい

市販のドッグフードには、栄養バランスが整っていて保存しやすいという良さがあります。

一方で、手作りごはんは水分を多く含み、やわらかく調理することで、

あまり噛まずに食べる癖のある子も消化しやすい食事として取り入れられることがあります。

病気と向き合っていたみぃには、食べることそのものが毎日のケアのひとつでした。


見た目のボリュームで、満足感も

手作りごはんに変えて驚いたのは、見た目のボリュームです。

同じくらいのエネルギー量でも、毎回お皿いっぱいのごはんになります。

みぃは器を見た瞬間から目を輝かせて、

「これ全部食べてもいいの?!」という顔をします。

食べる時間が楽しみになることも、手作りごはんの魅力のひとつだとみぃが教えてくれました。


5kgのミニチュアダックスの1食分(一例)

写真の量で約100〜150gが目安です。

まな板にのっていると少なく見えますが完成のころにはボリューム満点です。

たんぱく質・野菜・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルのバランスを考えながら、その日の体調に合わせて作っていました。

※体重・年齢・活動量・体調によって適量は異なります。


今回のレシピ

  • 真鯛・舞茸・人参をやわらかく茹でる
  • 細かくほぐして食べやすくする
  • 発芽玄米ごはん(または白米)と混ぜる
  • 自家製イタリアンパセリ・すりごま・ハーブを適量加える
  • 「はじまりの結」微粉末を加えて完成

毎日の食卓の中で、無理なく栄養を取り入れられるよう心がけていましたが

だいたい栄養バランスは1週間から10日ほどでとっています。


家計にもやさしい手作りごはん

「手作りごはんはお金がかかりそう。」

そう思われることもありますが、実際はスーパーで手に入る旬の食材を使うことがほとんどでした。

特売の日のお魚や旬の野菜を選びながら、その季節に合った食材を取り入れる。

薬膳とは旬の食材を取り入れることから始まります。

そして、そんな作り方でも十分続けられます。


正解は、その子によって違う

みぃと暮らして学んだことがあります。

それは、

「良い食材」と「その子に合う食材」は、必ずしも同じではない。

ということ。

お酢、塩、出汁、ハーブ、オイル。

オリーブオイル、ココナッツオイル、サーモンオイル、マグロオイル、ヘンプオイル、インカインチオイル……

本当にたくさん試しました。

みぃはサーモンオイルでお腹がゆるくなることがありましたが、かつおオイルとは相性が良く、安心して使うことができました。

このかつおオイルにたどり着くまでが大変でしたが体質に合ってくれた時は嬉しかったです。

食材も同じで、産地によって体の反応が違うこともありました。

「この産地なら大丈夫そう。」

そんなことが少しずつ分かるようになったのも、毎日みぃを観察し続けてそれにみぃも協力してくれたからです。


季節によって、体は変わる

実はみぃ、毎年秋になると体重がぐっと落ちる子でした。

だから夏は、「いかに元気に食べてもらうか、太ってもらうか」が毎年のテーマ。

「少し多めに食べてもらえば体重が維持できるかな。」

そう思ってごはんを増やしたこともありました。

私にとっては羨ましい体質でしたが、そう簡単に体重は増えてくれません。

でも……

みぃは大喜び(笑)。

たくさん食べられて、とても嬉しそうでしたが

お腹がびっくりしてしまって、結局お腹を壊してしまうことも。

食べる量を増やせばいいわけではない。

季節も、その子の体質も、その日の体調も関係している。

みぃはそんなことを、毎日の暮らしの中で教えてくれました。


みぃが教えてくれたこと

今のわたしが植物療法や食事を考えるとき、一番大切にしていることがあります。

それは、

「何が良いか」ではなく、
「その子に何が合うか」。

ということ。

本に書いてあることもとても大切な情報。

でも、それ以上に教えてくれるのは、毎日一緒に暮らしているこの子自身です。

少しずつ食べてみる。

少しずつ変えてみる。

そして、よく観察する。

その積み重ねが、その子だけの答えにつながっていくのだと思います。

これからも「みぃと歩む」では、みぃが教えてくれたことを、少しずつお話ししていけたらうれしいです。🌿🐾

結の植物療法ノート|夏の五行と、人もペットも楽しむ うなぎ薬膳ごはん

土用の丑の日は少し過ぎてしまいましたが(笑)、

夏の養生として、今日はうなぎのお話です。

実はこのレシピ、ずっと紹介したかった一品なんです!!

うなぎが少し苦手だったわたしが、「こんなにおいしいんだ!」

と感動してうちの定番になったレシピ。

そして、みぃも毎年楽しみにしていた夏の定番ごはんです。

夏は「火」の季節——心と小腸をいたわる時期

陰陽五行では、夏は「火」の季節。

「心」と「小腸」が対応します。

この季節は暑さで体力を消耗しやすく、食欲や消化のリズムも乱れがちになります。

だからこそ夏は、体に必要な栄養を補いながら、消化しやすい食事を意識したい季節。

そんな夏の養生に昔から親しまれてきた食材が、それが「うなぎ」です。

そして、夏の五行に寄り添うハーブブレンドとしてあんみから生まれたのが**「涼夏の結」**

食事と植物、それぞれの恵みを暮らしに取り入れることで、暑い季節を少しでも過ごしやすい工夫をしたいですよね。

人もペットも楽しめる、うなぎ薬膳ごはん

うなぎは、良質なたんぱく質やビタミンAなどを含む栄養豊富な食材というのはみなさんご存じの通りです。

人だけでなく、ペットの手づくりごはんも取り入れたい食材。

みぃも、うなぎの日が近づくと朝からそわそわ。

器を置くと、いただきますの礼(頭をペコペコさげる儀式)が止まらず

「いただきます」であっという間に完食してしまうほど大好きなメニューでした。

このレシピのポイントは「お酢」

このレシピで一番大切なのは、市販のかば焼きをお酢につけること。

これだけで、

  • たれを落として塩分を減らす
  • 身がやわらかくなって食べやすくなる
  • クエン酸を手軽に取り入れられる

という、一石三鳥の工夫になります。

みぃは酸っぱいものが好きだったので、そのままでも喜んで食べていましたが

お酢が苦手な子もいますので、最初は少量から始めてくださいね。

うなぎや野菜とよく混ぜたり、香りのある食材と合わせたりすると、

食べやすくなる子もいますしシジミ汁で薄める方法もあります。

その子の好みに合わせて、無理なく取り入れてみてくださいね。


材料

  • かば焼きうなぎ(お酢につけてたれを落としたもの)粗みじん切り
  • レンコン・にんじん・さつまいも(みじん切り)
  • 薄焼き卵(少量)
  • ごはん
  • ごま油
  • 涼夏の結(細かくして少量ふりかける)
  • お好みで、しじみ汁

作り方

  1. かば焼きうなぎをお酢につけ、たれを落として食べやすく刻みます。
  2. 根菜をみじん切りにし、ごま油で炒めます。
  3. 薄焼き卵を作り、細かく刻みます。
  4. ごはんにすべての具材を混ぜ合わせます。
  5. 涼夏の結を細かくして少量ふりかけたら完成です。
  6. お好みで、しじみ汁をごはんにかけてもおすすめです。

食材それぞれの役割

うなぎ

夏に親しまれてきた栄養豊富な食材。良質なたんぱく質やビタミンAを含み、

暑い季節の食卓の強い味方。

レンコン

シャキシャキとした食感が特徴。食物繊維やムチンを含み、

毎日の食事に取り入れやすい根菜です。

すりおろしもおすすめ。

にんじん

βカロテンが豊富で、油と一緒に調理すると栄養分が吸収されやすくなるといわれています。

さつまいも

食物繊維を含み、やさしい甘みで食べやすい食材。ビタミンCも多く手づくりごはんにも取り入れやすいです。

火の通りが遅いのでレンジで先に温めることをおすすめします。

薄焼き卵

消化しやすいたんぱく源として、彩りも栄養もプラスしてくれます。

お酢

酸味が食欲を引き立てるだけでなく、たれを落として塩分を調整すしながらクエン酸も豊富です。

ごま油

香りがよく、野菜のおいしさを引き立てます。ごまに含まれるセサミンは抗酸化成分として知られています。

しじみ

昔から親しまれてきた食材。汁ごとかけることで、うま味も楽しめ肝臓にもいい食材です。

涼夏の結

夏の五行「火」に寄り添い、心と小腸をテーマにブレンドした季節限定のハーブティーです。

食後の一杯としてはもちろん、細かくして食事に少量添えることで、植物の恵みをやさしく取り入れられます。

多めに煮だして麦茶代わりにがぶがぶ飲んでいただくのもおすすめ。


みぃは毎年、この日を楽しみにしていました

うなぎを刻んでごはんに混ぜると、器を置いた瞬間に夢中で食べていたみぃ。

「今日は特別なごはんだね」

そんな声が聞こえてきそうなくらい、毎年楽しみにしていた夏の思い出です。

食事は、毎日の養生のひとつ、そして季節を楽しむもの。

旬の食材に、植物の恵みを少し加えるだけで、夏の食卓はもっと心地よい時間になります。

土用の丑の日は過ぎてしまいましたが、人もペットも、それぞれの体調や好みに合わせながら、夏ならではの食卓を楽しんでみてくださいね。🌿

みぃと歩む|左目のこと、そして長いステロイド治療と体を整える日々

緑内障の長い治療が続く中で、みぃの左目が見えなくなったことは前の記事でお話しましたが

実は、不思議なことに落ち込む間もありませんでした。

だって、みぃ本人が一番たくましかったんですから。

「やっちゃった、えへへ」

左目が見えなくなって、みぃは壁やドアにぶつかることが増えました。
視界のバランスが変わったのだから、当然のことです。

そのたびにわたしは

「見えてないんだから、ちゃんと前見て!」

と言っていたのですが、みぃはぶつかるたびに

「やっちゃった、えへへ」という顔をして

本犬は、あまり気にしていなかったみたい(笑)。

普段のお散歩のときも、わたしとアイコンタクトをしている瞬間にぶつかることがたまにありました。
よそ見をしてぶつかるのは、見えている子でも見えていなくても一緒ですね(笑)。

そのうち、みぃは家の中の構造を自分なりに学習して覚えていきました。

どこに何があるのか。
どこを通れば安全なのか。

体で覚えてしまえば、ぶつかることは少なくなります。

なので環境は、あえて変えませんでした。

右目は見えていましたし、みぃ自身がこの家のことをちゃんと覚えていたから。
変えないことの方が、みぃにとって安心できることだと思いました。

3〜4年続いたステロイド治療と、植物療法でのサポート

目の治療は、内服のステロイドと3種類の点眼薬を使いながら、3〜4年にわたって続きました。

アレルギー性から始まった目の病気にステロイドは、必要な治療でした。

一般的にも知られている通り、長期的な投薬での体の負担も考えていました。
そこで、植物療法では肝臓をサポートするハーブなどを取り入れ、体の土台を整えるケアを続けていました。

使用していたのは、ダンディライオン、ミルクシスル、クリバーズ、バードックなどです。

そして、この時期に加えたのがアイブライトとカモミールジャーマンそしてリンデンです。

アイブライトは、古くから目にまつわるケアに用いられてきたハーブです。
目のトラブルを抱えるみぃのケアのひとつとして取り入れました。

カモミールジャーマンは、鎮静や消炎、消化のサポートが期待されるハーブです。
緑内障による負担がある時期、薬による治療と合わせて、

体全体を支える目的で取り入れていました。

リンデンは身体の水分バランスをサポートするハーブの一つで

緑内障による眼球の水分の排出をサポートするために選びました。

薬は必要な場所へ働きかけ、植物療法は体が本来持っている力を支える。

それぞれの役割の違いを大切にしながら、長い治療期間を過ごしていきます。

ペット薬膳管理士の勉強で、ごはんも本格的に見直した

この頃、わたしはペット薬膳管理士の勉強も始めました。

植物療法だけではなく、毎日の食事からももっと体を整えたい。
そんな思いが強くなっていたころです。

肝臓をサポートする食材を取り入れたり、消化のことを考えながら旬のものを選んだり。

薬膳の詳しい話は、また別の記事でお伝えしますが、食べることも体を支える大切な時間。

そのことを、みぃが体を通して教えてくれた時間でもありました。

長い治療期間、みぃはずっと前を向いていました。

ぶつかっても「えへへ」と笑って、
ごはんをしっかり食べて、
お散歩を楽しんで。

そのたくましさに、わたしは何度も励まされました。

みぃと歌う | 夏のイタズラと、犯人探し

夏は外に出る時間が少なくなる季節。

お散歩の時間が短かったり行けない日が続くと、犬はエネルギーを持て余して

イタズラが増えることもあります。

みぃはいくつになってもたまったエネルギーはその日のうちに消費したいタイプ。

わが家のお笑い担当みぃには、十八番のイタズラがありました。

いたずらおしっこバクダンです。


犯人は、どこに?

それはある夏の昼下がり。

床の水たまりを発見したわたしは、大声で言いました。

「あーーーーっ!これ、誰がやったの!?」

部屋を見渡しながら「誰だ、誰がやったんだ」と騒ぐわたし。

でもその部屋にいるのは、みぃ一匹だけです。

するとみぃ飛んできて、首をかしげます。

そしてわたしの話に、一生懸命耳を傾ける。

「ほらここ!これ誰がやったの?誰だ?」

そう言うと、みぃはくるっと向きを変えて、早足で犯人探しに出発するんです。

これがダックスの早足なので、もうそれだけで面白い(笑)

他の部屋や玄関、お風呂場、キッチン……ひと部屋ずつていねいに見て回っています。


わたしの片付けと、みぃの捜査の競争(譲れない闘いが始まる)

みぃが捜査に出ている間に、わたしは急いで水たまりを片付けます。

これが実は競争でした。

わたしの片付けが早いか、みぃの犯人探しが早いのか。

片付けに手間取っていると、みぃが戻ってきて報告をします。

「どこにもいませんでした!」

「そんなはずない!もう一回探してきて!」

そう言うと、みぃはまた早足で捜査に戻っていく(笑)

わたしの片付けが間に合ってソファーに座ると、みぃも何事もなかったかのように隣にやってきて、ちょこんと座ります。

犯人は見つからなかったけれど、なぜかふたりとも満足そうに並んで、何もなかったかのように座っている。


実は、最初からゲームがしたかった?

後になって気づいたことがあります。

このイタズラにわたしが気づかないでいると、みぃが教えに来ることがありました。

つまり——気づいてほしいときは教えに来て、気づいたら犯人探しゲームが始まる。

もしかしてみぃは、最初からこのゲームをしたくてやっていたんじゃないかと思っています。

「おかーさんはのろまだから気付かない」とでも思っていたのか、

呆れたような顔でやってくることもありました(笑)

犯人はずっとそこにいたのに、わたしはずっと騙されていたのかもしれませんね。

外に出られない夏の日も、みぃはちゃんとわが家を笑いで満たしてくれていました。

イタズラのたびに怒る気にもなれず、気がつけば笑っていた。そんな夏の日のひとコマです。

「我が家のお笑い担当・みぃ。犯人探しは誰よりも真剣でした。(※犯人は本人)」

チーム結の植物ノート|いのちのバトン 見立てノート③

手術を乗り越えた後に待っていたこと

いのちのバトン 見立てノートの最終回です。

今回は腫瘍を抱えて緊急手術を受けた、推定10歳のセッターのお話です。

この子は腫瘍を抱えており、被災という極限状態の中で緊急手術を受けることになりました。

手術は無事に終わりましたが、その後、大きな課題が発生。

それは「術後の強いむくみ」でした。

体の大きなセッターは回復にも時間がかかります。

リンパの流れが滞り、体全体に水分がたまっているようなパンパンの状態。

「少しでも動きやすく、楽にしてあげたい」

そのためにまず考えたのが、このむくみの入り口はどこにあるのかということでした。

この子の入り口はどこだったのか

むくみにはさまざまな原因があります。

リンパの流れが滞っているのか。

心臓の働きが弱っているのか。

あるいは、代謝が追いついていないのか。

高齢であること、そして術後であることを考えると、心臓への負担も十分に考えられました。

だから今回は、リンパだけではなく心臓への配慮も含めてブレンドを組み立てることにしました。

今回のハーブブレンドを選んだ理由

クリバーズ

リンパの流れを助け、老廃物の排出を促すハーブです。

リンパは血管に沿って全身に流れています。

リンパの流れが整うことで、体全体の巡りも助けられます。

今回のむくみへの中心的なアプローチとして選びました。

カレンデュラ

粘膜を保護しながら、リンパの流れもやさしく支えてくれる植物です。

術後の体に寄り添いながら、傷の回復を助ける役割を担ってくれました。

ホーソン(サンザシ)

心臓と血液の流れを支えることで知られるハーブです。

高齢犬の術後という状況を考え、心臓への負担にも配慮しながら選んでいます。

クリバーズでリンパを支え、ホーソンで血液の流れを支える。

どちらか一方ではなく、両方の可能性をふまえてハーブを選んでいます。

エキナセア

術後の体は回復のためにたくさんの力を使います。

エキナセアは体が本来持つ防御機能を支えながら、回復期の体をサポートするために選びました。

今回はむくみだけではなく、手術後の体全体を見ながらブレンドを組み立てています。

ごはんも大切なケアのひとつ

ハーブだけではなく、食事からのサポートも提案しました。

術後の体に必要なのは、消化しやすく栄養価の高い食事です。

そして意識したのが、余分な水分の排出を助ける栄養素を含む食材でした。

オートミール

消化がよく、栄養価も高いため、術後の体にやさしい主食としてご提案しました。

水分代謝を支える食材

体にたまった余分な水分の排出を助けながら、回復を支えるための食材を取り入れました。

ビタミンやミネラルを含む食材

術後の体力回復には、栄養をしっかり届けることも大切です。

消化への負担を減らしながら、必要な栄養を補えるよう工夫しました。

「頑張らせる」のではなく、「整えていく」

ハーブも食事も、私が大切にしていることは同じです。

弱った体を無理に頑張らせるのではなく、元から整えていくこと。

体が本来持っている力を発揮しやすい状態をつくること。

その積み重ねが回復への近道になると思っています。

見立てノート3回シリーズを終えて

シリーズをお読みいただきありがとうございました。

今回は「いのちのバトン」で出会った3頭の見立てをご紹介しました。

ラブラドールの入り口は「消化」でした。

柴犬の入り口は「安心」でした。

そしてセッターの入り口は「巡り」でした。

同じ被災動物支援でも、その子によって見えている景色はまったく違いました。

だから私は、まずどこが原因なのかな?から探します。

何に一番困っているのか。

どこから整えていけばいいのか。

植物療法は、植物を選ぶことよりも、その前の見立てがとても大切です。

飼い主さんは、その子を一番近くで見ている存在だからこそ

気づける変化がたくさんあります。

いつもより元気がない、ごはんをちょっとだけ残した、いつもよりお水をたくさん飲んでるけど・・などです。

そして「これってどうなんだろう?」と思ったとき、

一緒に入り口を探していくのがチーム結の役目です。

体だけでなく、心や暮らしも含めて。

その子らしい毎日を取り戻すお手伝いができたらうれしく思います。

これからもチーム結の植物療法ノートでは、見立てのことやこれまで出会った子たちとの記録を少しずつ綴っていこうと思います。

いのちのバトンシリーズは👉こちら

チーム結の植物ノート|いのちのバトン 見立てノート②

眠れなかった柴犬と、リラックスのハーブ&アロマブレンド

前回はやせ細ったラブラドールと、消化を助けるハーブブレンドについてお伝えしました。今回は、不安な夜に叫び続けていた柴犬のお話です。

推定10歳以上のシニアの柴犬。

震災の混乱の中で保護されたその子は、昼間は比較的落ち着いていても

夜になると強い夜泣きと徘徊が続いていました。

慣れ親しんだ匂い。

聞き慣れた音。

いつもの景色。

長年積み重ねてきた安心できる環境が、一瞬で失われてしまったのです。

また、シニア犬にとって環境の変化は大きな負担になります。

安心できる場所や習慣を失うことで、不安が強まり、昼夜のリズムが乱れてしまうこともあります。

「少しでも眠らせてあげたい」

その一心でブレンドを考えました。

この子の入り口はどこだったのか

夜鳴きが問題に見えましたが、私が特に気になったのは「眠れないこと」そのものでした。

眠れないと体は休まりません。

そして眠れない状態が続くと、不安や緊張はもっと強くなっていきます。

この子に、まず必要だったのは「安心して休める状態」を取り戻すこと。

そのため今回のブレンドは、

・不安や緊張をやわらげること

・眠るための土台を整えること

・体への負担をなるべく少なくすること

を大切に組み立てました。

今回のハーブブレンドについて

パッションフラワー

天然のトランキライザーとも呼ばれるハーブです。

神経の高ぶりをやわらげ、不安や緊張をほぐしながら、自然な眠りへと導いてくれます。

今回のブレンドの中心となった植物です。

カモミールジャーマン

リラックスを代表するハーブのひとつです。

副交感神経を優位にしながら、体と心の緊張をやさしくほどいてくれます。

そして胃腸の負担をやわらげて、消化の負担をおさえてくれます。

体を支えるハーブたち

今回のブレンドでは、不安や緊張に寄り添うハーブだけではなく、体の内側を守りながら整える植物も組み合わせました。

眠りのためのブレンドであっても、私は全体を支える視点を大切にしています。

植物療法では、目的となる働きだけを強めるのではなく、その子の体全体のバランスを見ながらブレンドを組み立てます。

そのため、リラックスを目的としたブレンドでも、私は体を守る植物を一緒に選ぶこともあります。

ハーブだけでは足りなかった——アロマの力を借りて

ところが、最初は大きな変化が見られませんでした。

長年積み重なった不安や習慣は、ハーブの穏やかな働きだけでは届きにくかったのかもしれません。

そこで香りの力を借りることにしました。

ラベンダー

リラックスと睡眠を代表するアロマです。

香りが脳へ直接届くことで、不安や緊張をやわらげ、心をほぐしてくれます。

オレンジフラワー(ネロリ)

深い不安や恐怖に寄り添うアロマです。

心に大きな負担を抱えた動物にも用いられることがあり、この子にとって大切な支えとなりました。

ます。

ハーブコンプレス(温湿布)で温かさと香りを届ける

現場のスタッフさんにお願いしたのが、ハーブコンプレス(温湿布)です。

ハーブを煮出したお湯にタオルを浸し、体にやさしく当ててもらいました。

温かさは体をゆるめ、香りは脳へ届く。

そして「手当て」の安心も届くように。

内側からはハーブを。

外側からは温かさと香りを。

その両方から寄り添う方法でした。

ほんの少し、眠れた夜

数週間後、こんな言葉が届きました。

「ほんの少しですが、眠ってくれるようになりました」

劇的な変化があったわけでも、一晩ぐっすり眠れた、というわけでもない。

それでも、夜通し叫んでいた子が少しだけ静かな時間を持てた。

人も動物も、眠れない夜は心と体を少しずつ削っていきます。

反対に、短くても眠れた時間は、翌日を支える力になります。

あの柴犬が眠れた「ほんの少しの時間」は、きっと体と心を守る大切な時間だったのだと思います。

植物療法では、症状だけを見るのではなく、その子の体と心と暮らしの全体を見ながら見立てを行います。

チーム結でも、まずはお話を伺いながら、その子にとっての「入り口」を一緒に探していきます。

ハーブやアロマたちはそのための心強い仲間です。


次回は、腫瘍を抱えて術後のむくみに苦しんでいたセッターと、デトックスのハーブブレンドについてお話しします。🌿

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チーム結の植物ノート|いのちのバトン 見立てノート① 

食べられなかったラブラドール

いのちのバトンシリーズを読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。

シリーズはこちらからお読みいただけます。

このシリーズでは、命と向き合う時間のことを書いてきました。

ここからは『結ノート』として、植物療法の世界をもう少し具体的にお話していきます。

まずお伝えしたいのは、チーム結では“症状だけでハーブを選ばない”ということ。

同じ『食べない』でも、不安が原因なのか、それとも消化する力そのものが落ちているかでは、選ぶ植物もアプローチも変わります。

今回は、震災後に出会ったラブラドールの子の見立てについてお話しします。

やせ細っていたラブラドール

食べないことが問題のようにも見えましたが、私はまず「消化する力」そのものが弱っていると考えました。

震災による強いストレスは自律神経のバランスを崩し、胃腸の働きを低下させます。

どれだけ栄養価が高く、良いフードを選んだとしても、

食べる力
消化する力
吸収する力

がなければ体は回復しにくくなります。

そこで今回のブレンドは

・胃腸を守る
・消化を助ける
・栄養を届ける
・排泄を促す

という4つの柱で組み立てました。

植物療法では、一つの働きだけを見るのではなく、体全体の流れを考えてブレンドを組み立てます。

ハーブは一種類でも、もちろん使うことはできますが、植物療法では組み合わせによって働き方が変わります。

相性の良い組み合わせもあれば、目的(お薬との相性や体質など)によっては避けたい組み合わせもあります。

そのため私は、その子の状態を見ながら毎回ブレンドを考えています。

今回はその主役を支えるハーブとして

カモミール

胃腸を守りながらリラックス

ダンディライオン

消化を助ける

ネトル

栄養を届ける

その他にも数種類のハーブを組み合わせ、全体の流れを整えるブレンドにしました。

ふりかけのように、毎日少しずつ

現場のスタッフさんへの負担を極力減らせるように、ハーブを細かく粉砕し、フードにふりかけのように使っていただける形でお届けしました。

劇的な変化がすぐに起こるわけではありません。

ハーブは薬のように何かを押し上げるのではなく、体の土台を少しずつ整えていくものです。

だから大切なのは、特別なことをすることではなく、無理なく続けられること。

毎日のいつものごはんにひとさじ。
その小さな積み重ねを続けていただきました。

数週間後には少しずつ食べる量が増え、2か月後には

「ふっくらしてきました」という報告が届きました。

体が整うと、心も少しずつ安定していきます。

命を支える土台はとてもシンプルで、よく食べて、よく眠ること。

そして、その土台は毎日の小さな積み重ねの中で育っていくのだと、

あのラブラドールが教えてくれました。

その後、この子は新しい家族のもとへ迎えられました。

どんな名前になったのか。
どんな暮らしをしているのか。
その後のことは分かりません。

でも、あの子のいのちは確かに次の人へとつながっていきました。


次回は、不安な夜に鳴き続けていた柴犬と、リラックスのハーブブレンドについてお話しします。🌿

ペットシッター日記|いのちのバトンシリーズ

いのちのバトン 第5回(最終回)| いのちのバトンをつなぐ

長いシリーズを最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

震災のこと、みぃのこと、タッチケアのこと

——これまでお話ししてきたすべてが、最終回のこのテーマにつながっています。

「いのちのバトン」

この言葉は、あんみの活動の中で、とても大切にしている想いです。

守られている命のそばで働くということ

ペットシッターとしてお預かりする子たちは、安心できる家があり、帰りを待つ家族がいます。

その「守られている命」のそばで仕事ができることは、本当にありがたいことです。

食べること。

眠ること。

安心して毎日を過ごせること。

それは当たり前のようで、本当はとても尊いことでした。

みぃとの時間の中でも。

震災で保護された動物たちとの出会いの中でも。

私は何度も、「安心して生きられること」の大切さを教えてもらってきました。

それと同時に、たくさんの人たちのやさしさにも支えられてきました。

現地で動いてくれた人。

保護を続けてくれた人。

寄付を届けてくれた人。

祈り見守ってくれた人。

誰かひとりの力だけではなく、たくさんの想いが少しずつつながって、命は守られていました。

だからこそ思ったのです。

この売上の一部を、今、守られていない命のために使えないだろうかと。


そして、いのちのバトンになる

あんみでは、ペットシッターの売上の一部を、保護犬・保護猫など守りを必要としている命へのチャリティーとして寄付しています。

寄付は、一人で抱えるものではなく、想いを共有するものだと思っています。

あんみを選んでくださる飼い主さんもまた、その支援の輪の中に入ってくださっています。

特別なことはしなくていい。

大きなことはできないかもしれません。

けれど、

今、目の前にいる子を大切にすること。

そのやさしさを、これから出会う命へ少しずつつないでいくこと。

それが、あんみにできる「いのちのバトン」だと思っています。

犬や猫たちは、今日をまっすぐ生きています。

おいしいね。

安心だね。

一緒にいると楽しいね。

そんな小さな毎日を、全力で大切にしているように感じます。

だから私も、

食べること。

眠ること。

遊ぶこと。

その子らしく安心して暮らせる日々を、そっと見守っていきたいと思っています。


震災のとき、私は一通のメールを送りました。現地には行けなかった。

でもハーブという形で、傷ついた命に寄り添うことができました。

あの経験が教えてくれたこと。

仕事は、生活のためだけではなく、社会とつながる手段にもなるということ。

特別なことをしなくてもいい。

今している仕事の延長線上で、誰かを支えることができる。

ペットシッターとして。植物療法を行う者として。

私はこれからも、売上の一部を命へ還元していきたいと思っています。


ここまで、「いのちのバトン」シリーズを読んでくださり、本当にありがとうございました。

これからもあんみは、ペットさんと飼い主さまの日常にそっと寄り添いながら、やさしさの循環をつないでいきたいと思っています。

あんみについて

ペットシッター・植物療法・タッチケアを通して、
ペットさんと飼い主さまの毎日にそっと寄り添っています。

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