雨が続くと、なんとなく体が重い。気分も上がらない。食欲もいまひとつ——そんな経験はありませんか?
これ、陰陽五行では「湿邪(しつじゃ)」の仕業かもしれません。
梅雨の湿邪って何?
湿邪(しつじゃ)とは、体に余分な湿気が入り込んで滞ってしまう状態のこと。
梅雨は気温が下がる日もあり、湿度だけが高くなりやすい。
この「じめっとした空気」が体に入り込むと、
消化器系(脾・胃)に負担がかかり、だるさや食欲不振、むくみ、気分の落ち込みとして現れやすくなります。
梅雨にまず気をつけたいこと——カビや細菌の予防
湿邪を払う前に、まず大切なのが食まわりの衛生管理です。
梅雨は食材にカビが生えやすく、細菌も繁殖しやすい季節。
- 食材の保存は丁寧に。冷蔵庫の詰めすぎに注意。
- 生ものはできるだけ避けて、加熱調理を基本に。
- 食べ残しはその日のうちに。
- 調理器具(鍋やフライパン・包丁やまな板など)の消毒
お弁当も要注意です。
抗菌シートを活用したり、必ずしっかり粗熱をとってからお弁当箱に詰めて、湿気を残さないことが大切。
生の野菜、特にプチトマトはそのまま入れがちですが、梅雨の時期はなるべく避けた方が安心です。
「なんとなく体調が悪い」の原因が、実はお弁当の傷みだったということも起こりやすい季節です。
昼と夜で調理法を変える
わたしが梅雨に実践しているのが、昼と夜で食べ方を変えること。
とにかく汗を出して体温を整えます。
昼は揚げ物・焼き物など火をしっかり通したもの
暑くても、熱いものを食べる。辛いものでもOK
汗をかいて体温を調節することで、体の中にこもった湿気を追い出すイメージです。
「暑いのに熱いものを食べるの?」と驚かれることもありますが、
これが体には合っているんです。
カレーライスや担々麺、キムチスープも活動している昼に食べています。
夜は蒸したもの・煮たものに
日中に発散したエネルギーを補いながら、胃腸に負担をかけない調理法で。
消化しやすく、体をやさしく労わる食事を心がけています。
しゃぶしゃぶサラダやかき玉うどん、八宝菜やあんかけ焼きそばもいいですね。
梅雨におすすめのハーブと食材
ハーブは体内の水分バランスを整えるのがとても得意です。
じめじめした季節に余分な湿気を溜め込まないために、上手に取り入れてみましょう。
リンデン 体内の水分バランスを整える代表格。梅雨のむくみやだるさが気になるときに。
エルダーフラワー ウイルス予防に。梅雨から夏にかけての体の防御力を高めてくれます。エルダーフラワーコーディアル(シロップ)もおすすめ
カモミールジャーマン 胃腸をやさしく落ち着かせてくれます。お休み前に、ほっとひと息つける一杯です。
ペパーミント 消化をサポートしながら、気分もすっきりリフレッシュ。食後のティーに取り入れてみてください。
生のショウガ 五行でいう「辛味」は発散の力を持ちます。生のショウガは消化をサポートしながら、体の中の湿気を追い出す助けに。
加熱すると体を温める作用が強まるので、梅雨には生のまま料理に添えるのがおすすめです。
調理のハーブたち
バジルにはリラックス効果があり、料理に香りを添えながら気持ちも落ち着かせてくれます。ローズマリーやタイムは抗菌作用が高く、梅雨の食卓に積極的に取り入れたい頼もしいハーブです。
汗腺を鍛えて、夏に備える
梅雨のじめじめした時期は、実は汗腺を鍛える絶好のタイミングでもあります。
冬は体の中にエネルギーを溜め込む季節。夏はそれを外に発散する季節。その橋渡しをするのが、この梅雨から初夏にかけての時期です。
汗をかくことを怖がらずに、むしろ積極的に汗をかける体に整えていくこと。それが夏の熱中症予防にもつながります。
「暑いときに熱いものを食べる」というわたしの習慣も、汗腺を鍛えるという意味で実は、理にかなっているんです。
汗腺を鍛える方法については、これから夏に向けての記事でも少しずつお伝えしていきますね
ワンコと一緒に、梅雨をのりきろう
今回ご紹介したハーブはすべてワンコにも使えるものばかり。
リンデン、エルダーフラワー、カモミール、ペパーミント、バジル、ローズマリー、タイム——みんなで一緒に取り入れられます。
生姜も少量であればワンコOKです。
梅雨の湿気対策、飼い主さんとワンコで一緒に乗り越えましょう。
同じ季節を、同じ食卓で。そんな時間がいちばんの養生かもしれません🌿

