結の植物療法ノート|夏の水分補給は「飲む」だけじゃない。ねばねばごはんで体の中から潤す

暑くなると、「水をたくさん飲まなきゃ」と思いますよね。

もちろん飲み水はとても大切です。でも、人もペットも、水分補給は「飲むこと」だけではありません。

毎日のごはんから水分を摂ることも、夏を元気に過ごすための大切な植物療法のひとつです。

夏は「潤す」ことも大切

陰陽五行では、夏は「火」の季節。

汗をかきやすく、水分が失われやすいだけでなく、暑さで胃腸も疲れやすくなります。

食欲が落ちる子や、食べることがおっくうになるシニアの子も少なくありません。

そんな夏におすすめなのが、みぃの大好きだったねばねばごはんです。


つるんと食べられる、みぃの夏ごはん

夏になると、みぃによく作っていたのがこのレシピです。

材料

  • かつお
  • オクラ
  • とろろ
  • 発芽玄米
  • 季節の野菜
  • 良質なオイル
  • はじまりの結

オクラやとろろのねばねばは、口当たりがよく、つるんと食べられるのが特徴です。

暑さで食欲が落ちている子や、シニアになって食べるのが少し面倒になってきた子でも、比較的食べやすいごはんになります。

もちろん、その子の体質や体調に合わせることが大切ですが、「食べやすい」ということも、夏の大切な工夫のひとつです。


それぞれの食材が持つ役割

かつお

高たんぱくで鉄分が豊富。薬膳では体の熱をやさしく冷ます食材として知られています。暑さで体力を消耗しやすい夏にも取り入れやすい食材です。

オクラ・とろろ

ねばねば成分(ムチンなど)は、口当たりがよく、胃腸の粘膜をいたわる食材として親しまれています。

発芽玄米

エネルギー源になるだけでなく、食物繊維や栄養も豊富。ゆっくり元気を支えてくれます。

良質なオイル

脂溶性ビタミンの吸収を助けながら、毎日の食事のバランスを整えてくれます。

はじまりの結

8種類のハーブをブレンドした毎日飲んでもらいたいあんみの看板商品です。


🌿 みぃのちょこっとアレンジ

みぃは納豆も大好きだったので、たまに納豆をトッピングすることもありました。

納豆は発酵食品で、食物繊維やたんぱく質も含まれています。

実は、わんちゃんは納豆好きな子も意外と多いんですよ。

もちろん苦手な子や体質に合わない子もいるので様子を見ながらになりますが、

みぃは喜んで食べてくれました。

人も一緒に、おいしく食べられます

このレシピは、人も一緒に楽しめます。

人用なら、めんつゆをかけたり、生姜醤油でさっぱり食べるのがおすすめ。

夏は、そうめんの上にのせていただくこともよくありました。

つるんとした山芋やオクラに、カツオの旨みがよく合って、暑い日でも食べやすい一品になります。

人とペットで材料を分ける必要がないので、一緒に食卓を囲めるのもうれしいところ。

味付けだけを最後に変えれば、それぞれにおいしく楽しめます。

夏だからこそ「涼夏の結」

四季の結(結ハーブ四季シリーズ)には夏限定で「涼夏の結」を販売しています。

涼夏の結には、南アフリカ産のルイボスハニーブッシュを使っており

暑い地域で親しまれてきた植物には、その土地の気候の中で暮らす知恵が受け継がれているとも考えられています。

植物療法では、ルイボスは冷やして飲むと夏の水分補給に、温かく飲むと体をやさしく温める飲み物として親しまれることがあります。

同じ植物でも、飲み方によって季節に寄り添える。

そんなところも、ハーブのおもしろさのひとつです。

みぃは酸っぱいものが大好きな子だったのでこのブレンドもとてもお気に入りでした。

自分のお皿に入れてあげると一気飲み。

そして次は……わたしのティーカップを狙って盗み飲み。

「また飲んでる!」と言っても素知らぬ顔。

このティーに限らず、酸っぱい系のハーブティーはみぃにとって特別なものだったようです。


一緒に食べて、一緒に季節を過ごす

みぃとは、いつも同じ食卓でした。

私はそうめんにしたり、どんぶりだったり。

みぃはハーブをふりかけた手作りごはん。

味付けは少し違っても、食材はほとんど同じでした。

植物療法は、特別なものではありません。

高価な食材をそろえることでも、難しい知識を覚えることでもありません。

季節のものを選び、一緒に食べて、一緒に笑うこと。

その積み重ねが、人にもペットにも心地よい毎日をつくってくれるのだと思います。

みぃが教えてくれたのは、「同じものを囲む幸せ」でした。

だから今でも私は、人もペットも一緒に楽しめる植物療法を届けたいと思っています。🌿

結の植物療法ノート|夏の五行と、人もペットも楽しむ うなぎ薬膳ごはん

土用の丑の日は少し過ぎてしまいましたが(笑)、

夏の養生として、今日はうなぎのお話です。

実はこのレシピ、ずっと紹介したかった一品なんです!!

うなぎが少し苦手だったわたしが、「こんなにおいしいんだ!」

と感動してうちの定番になったレシピ。

そして、みぃも毎年楽しみにしていた夏の定番ごはんです。

夏は「火」の季節——心と小腸をいたわる時期

陰陽五行では、夏は「火」の季節。

「心」と「小腸」が対応します。

この季節は暑さで体力を消耗しやすく、食欲や消化のリズムも乱れがちになります。

だからこそ夏は、体に必要な栄養を補いながら、消化しやすい食事を意識したい季節。

そんな夏の養生に昔から親しまれてきた食材が、それが「うなぎ」です。

そして、夏の五行に寄り添うハーブブレンドとしてあんみから生まれたのが**「涼夏の結」**

食事と植物、それぞれの恵みを暮らしに取り入れることで、暑い季節を少しでも過ごしやすい工夫をしたいですよね。

人もペットも楽しめる、うなぎ薬膳ごはん

うなぎは、良質なたんぱく質やビタミンAなどを含む栄養豊富な食材というのはみなさんご存じの通りです。

人だけでなく、ペットの手づくりごはんも取り入れたい食材。

みぃも、うなぎの日が近づくと朝からそわそわ。

器を置くと、いただきますの礼(頭をペコペコさげる儀式)が止まらず

「いただきます」であっという間に完食してしまうほど大好きなメニューでした。

このレシピのポイントは「お酢」

このレシピで一番大切なのは、市販のかば焼きをお酢につけること。

これだけで、

  • たれを落として塩分を減らす
  • 身がやわらかくなって食べやすくなる
  • クエン酸を手軽に取り入れられる

という、一石三鳥の工夫になります。

みぃは酸っぱいものが好きだったので、そのままでも喜んで食べていましたが

お酢が苦手な子もいますので、最初は少量から始めてくださいね。

うなぎや野菜とよく混ぜたり、香りのある食材と合わせたりすると、

食べやすくなる子もいますしシジミ汁で薄める方法もあります。

その子の好みに合わせて、無理なく取り入れてみてくださいね。


材料

  • かば焼きうなぎ(お酢につけてたれを落としたもの)粗みじん切り
  • レンコン・にんじん・さつまいも(みじん切り)
  • 薄焼き卵(少量)
  • ごはん
  • ごま油
  • 涼夏の結(細かくして少量ふりかける)
  • お好みで、しじみ汁

作り方

  1. かば焼きうなぎをお酢につけ、たれを落として食べやすく刻みます。
  2. 根菜をみじん切りにし、ごま油で炒めます。
  3. 薄焼き卵を作り、細かく刻みます。
  4. ごはんにすべての具材を混ぜ合わせます。
  5. 涼夏の結を細かくして少量ふりかけたら完成です。
  6. お好みで、しじみ汁をごはんにかけてもおすすめです。

食材それぞれの役割

うなぎ

夏に親しまれてきた栄養豊富な食材。良質なたんぱく質やビタミンAを含み、

暑い季節の食卓の強い味方。

レンコン

シャキシャキとした食感が特徴。食物繊維やムチンを含み、

毎日の食事に取り入れやすい根菜です。

すりおろしもおすすめ。

にんじん

βカロテンが豊富で、油と一緒に調理すると栄養分が吸収されやすくなるといわれています。

さつまいも

食物繊維を含み、やさしい甘みで食べやすい食材。ビタミンCも多く手づくりごはんにも取り入れやすいです。

火の通りが遅いのでレンジで先に温めることをおすすめします。

薄焼き卵

消化しやすいたんぱく源として、彩りも栄養もプラスしてくれます。

お酢

酸味が食欲を引き立てるだけでなく、たれを落として塩分を調整すしながらクエン酸も豊富です。

ごま油

香りがよく、野菜のおいしさを引き立てます。ごまに含まれるセサミンは抗酸化成分として知られています。

しじみ

昔から親しまれてきた食材。汁ごとかけることで、うま味も楽しめ肝臓にもいい食材です。

涼夏の結

夏の五行「火」に寄り添い、心と小腸をテーマにブレンドした季節限定のハーブティーです。

食後の一杯としてはもちろん、細かくして食事に少量添えることで、植物の恵みをやさしく取り入れられます。

多めに煮だして麦茶代わりにがぶがぶ飲んでいただくのもおすすめ。


みぃは毎年、この日を楽しみにしていました

うなぎを刻んでごはんに混ぜると、器を置いた瞬間に夢中で食べていたみぃ。

「今日は特別なごはんだね」

そんな声が聞こえてきそうなくらい、毎年楽しみにしていた夏の思い出です。

食事は、毎日の養生のひとつ、そして季節を楽しむもの。

旬の食材に、植物の恵みを少し加えるだけで、夏の食卓はもっと心地よい時間になります。

土用の丑の日は過ぎてしまいましたが、人もペットも、それぞれの体調や好みに合わせながら、夏ならではの食卓を楽しんでみてくださいね。🌿

結の植物療法ノート | 夏の虫対策と、植物のお守り——虫よけスプレーとタイムチンキ

夏になると気になるのが虫対策。

わが家では、市販品だけに頼るのではなく、植物の力も暮らしに取り入れていました。

ベランダには香りの強いゼラニウムの鉢植えを置いて

窓を開ける季節になると、防虫菊の蚊取り線香。

そして毎年欠かさず作っていたのが、虫よけスプレーです。

ご使用の際は、必ず容器を振って使ってくださいね。

ちなみに天然成分のスプレーは、水が入るとどうしても傷みやすくなります。

実際に、リンデンや月桃などのフローラルウォーターは、冷蔵庫で保存していても白いカビが出てしまったことが何度もありました(植物療法業界あるあるです)

だから私は、使う分だけ作って冷蔵庫で保存、1週間ほどで使い切る方法にしています。

少し手間はかかりますが、それも植物と付き合う楽しさのひとつなので

便利さだけではない、小さなひと手間が、安心につながることもあります。

そして実は、この虫よけスプレーにはもうひとつのお楽しみが。

ゼラニウムなどの香りのおかげで、暑い季節の気分転換やデオドラントとしても心地よく使えます。

植物は、「虫よけ」と「香り」を分けて考えなくても、暮らしの中で自然といろいろな役割を果たしてくれるんですね。


もしもの時のお守り ― タイムチンキ

虫よけスプレーと一緒に、毎年作っていたのがタイムチンキです。

これは私にとって、夏のお守り。

蚊に刺されたときに一滴なじませると、不思議なくらいかゆみがおさまり、腫れも気にならなくなりました。

もちろんこれは私自身の体験であり、感じ方には個人差があります。

季節はめぐって秋や冬には、のどがイガイガするときに薄めてうがいをすることもありました。

植物って、本当に頼もしいなぁと感じさせてくれた一本です。

ただ、ひとつだけ注意点があります。

ひっかいてしまったあとに塗ると、本当に飛び上がるくらい痛いです(笑)。

アルコールで作るチンキなので、傷になったところにはかなりしみます。

私は何度も「痛っ!」となりました。

そのたびに、みぃが

「なんで、痛いって分かってるのに使ってるの?」

という不思議そうな顔で見ていました(笑)。

だからこそ、刺されたらなるべく早めに。

ひっかく前に使うのが超おすすめです。


最後に。

植物療法は、「これだけあれば大丈夫」というものではありません。

風を通したり、
虫が入りにくい環境を作ったり、
必要に応じて市販品も上手に取り入れたり。

いろいろな方法を組み合わせながら、季節を心地よく過ごしていく。

そんな暮らし方が、私は好きです。

植物の力はやさしく心強いけれど、すべての人や動物に合うとは限りません。

自分や大切な家族に合うか、様子を見ながら使ってくださいね。

(※個人差・個体差があります)

結の植物療法ノート | 夏じたく 〜暑さと上手につきあう〜

夏至が過ぎ、梅雨が明けると、いよいよ本格的な夏の始まりですね。

心もからだも揺らぎやすい時なのでやさしく整えながら過ごすことが大切です。

この時期は、急な暑さに体が追いつかないこともあります。

夏を元気に過ごすためには、少しずつ体を夏に慣らしていくことも大切です。

みぃは黒い毛が多い子だったので、太陽の熱をたくさん吸収してしまいます。

暑さ対策として涼しい色のお洋服を着てお散歩へ。

明るい色の服が、お日様の熱からみぃの体を守ってくれていました。

もともとはお洋服が苦手だったみぃ。

でもお散歩のときはすんなり着てくれていました。

きっと少し楽になることを、ちゃんとわかってくれていたのかもしれません。

お友達が作ってくれた、大切なお洋服

そのお洋服は、裁縫がとても得意なお友達の手作りでした。

お洋服だけでなく、マットや、マナー袋を入れるバッグまで作ってくれて。

そしてそこにはいつも、オリジナルの「みぃタグ」をつけてくれていました。

わたしの大好きなきのこのイラストが入った、世界にひとつだけのタグ。

見るたびに、うれしくてあたたかい気持ちになりました。

この先も、ペットシッターの仕事に付き合ってもらうマナー袋バック。

感謝してもしきれない大切な贈り物です。

そして、お散歩の仕方もこれから先は少し注意が必要です。

みぃは(ダックスフント)体が地面に近いので、アスファルトの熱が体に直接伝わりやすい犬種です。

だからお散歩前には必ず地面に手を当てて、熱くないことを確認してから出発していました。

そして虫よけスプレーで体を軽く濡らしてから出かけるのも、この時期の習慣でした。

スプレーが蒸発するときの気化熱で、体を涼しく保つ効果が期待できます。

虫よけと暑さ対策を同時にできる、一石二鳥の工夫です。

人も動物も「頑張る夏」ではなく、「慣れていく夏」を意識すると、体はずいぶん楽になります。

お散歩から帰ったら、ハーブティーで一息。

ネトルやカモミールなど、季節に合わせたハーブが味方になります。

ハーブティーもそんな季節のお手入れのひとつ。

からだを守ることは、特別なことじゃなくていい。

少しあたためること、少し涼しくすること。

その時に必要な心地よさを選んであげること。

そんな小さな積み重ねが、季節に寄り添える体を育ててくれるのかもしれません。

植物は、季節を心地よく過ごすお手伝いをしてくれます。

暑さを我慢するのではなく、
暑さとうまく付き合うこと。

そんな夏じたくを、今年も少しずつ始めてみませんか。

チーム結の植物ノート|いのちのバトン 見立てノート③

手術を乗り越えた後に待っていたこと

いのちのバトン 見立てノートの最終回です。

今回は腫瘍を抱えて緊急手術を受けた、推定10歳のセッターのお話です。

この子は腫瘍を抱えており、被災という極限状態の中で緊急手術を受けることになりました。

手術は無事に終わりましたが、その後、大きな課題が発生。

それは「術後の強いむくみ」でした。

体の大きなセッターは回復にも時間がかかります。

リンパの流れが滞り、体全体に水分がたまっているようなパンパンの状態。

「少しでも動きやすく、楽にしてあげたい」

そのためにまず考えたのが、このむくみの入り口はどこにあるのかということでした。

この子の入り口はどこだったのか

むくみにはさまざまな原因があります。

リンパの流れが滞っているのか。

心臓の働きが弱っているのか。

あるいは、代謝が追いついていないのか。

高齢であること、そして術後であることを考えると、心臓への負担も十分に考えられました。

だから今回は、リンパだけではなく心臓への配慮も含めてブレンドを組み立てることにしました。

今回のハーブブレンドを選んだ理由

クリバーズ

リンパの流れを助け、老廃物の排出を促すハーブです。

リンパは血管に沿って全身に流れています。

リンパの流れが整うことで、体全体の巡りも助けられます。

今回のむくみへの中心的なアプローチとして選びました。

カレンデュラ

粘膜を保護しながら、リンパの流れもやさしく支えてくれる植物です。

術後の体に寄り添いながら、傷の回復を助ける役割を担ってくれました。

ホーソン(サンザシ)

心臓と血液の流れを支えることで知られるハーブです。

高齢犬の術後という状況を考え、心臓への負担にも配慮しながら選んでいます。

クリバーズでリンパを支え、ホーソンで血液の流れを支える。

どちらか一方ではなく、両方の可能性をふまえてハーブを選んでいます。

エキナセア

術後の体は回復のためにたくさんの力を使います。

エキナセアは体が本来持つ防御機能を支えながら、回復期の体をサポートするために選びました。

今回はむくみだけではなく、手術後の体全体を見ながらブレンドを組み立てています。

ごはんも大切なケアのひとつ

ハーブだけではなく、食事からのサポートも提案しました。

術後の体に必要なのは、消化しやすく栄養価の高い食事です。

そして意識したのが、余分な水分の排出を助ける栄養素を含む食材でした。

オートミール

消化がよく、栄養価も高いため、術後の体にやさしい主食としてご提案しました。

水分代謝を支える食材

体にたまった余分な水分の排出を助けながら、回復を支えるための食材を取り入れました。

ビタミンやミネラルを含む食材

術後の体力回復には、栄養をしっかり届けることも大切です。

消化への負担を減らしながら、必要な栄養を補えるよう工夫しました。

「頑張らせる」のではなく、「整えていく」

ハーブも食事も、私が大切にしていることは同じです。

弱った体を無理に頑張らせるのではなく、元から整えていくこと。

体が本来持っている力を発揮しやすい状態をつくること。

その積み重ねが回復への近道になると思っています。

見立てノート3回シリーズを終えて

シリーズをお読みいただきありがとうございました。

今回は「いのちのバトン」で出会った3頭の見立てをご紹介しました。

ラブラドールの入り口は「消化」でした。

柴犬の入り口は「安心」でした。

そしてセッターの入り口は「巡り」でした。

同じ被災動物支援でも、その子によって見えている景色はまったく違いました。

だから私は、まずどこが原因なのかな?から探します。

何に一番困っているのか。

どこから整えていけばいいのか。

植物療法は、植物を選ぶことよりも、その前の見立てがとても大切です。

飼い主さんは、その子を一番近くで見ている存在だからこそ

気づける変化がたくさんあります。

いつもより元気がない、ごはんをちょっとだけ残した、いつもよりお水をたくさん飲んでるけど・・などです。

そして「これってどうなんだろう?」と思ったとき、

一緒に入り口を探していくのがチーム結の役目です。

体だけでなく、心や暮らしも含めて。

その子らしい毎日を取り戻すお手伝いができたらうれしく思います。

これからもチーム結の植物療法ノートでは、見立てのことやこれまで出会った子たちとの記録を少しずつ綴っていこうと思います。

いのちのバトンシリーズは👉こちら

チーム結の植物ノート|いのちのバトン 見立てノート②

眠れなかった柴犬と、リラックスのハーブ&アロマブレンド

前回はやせ細ったラブラドールと、消化を助けるハーブブレンドについてお伝えしました。今回は、不安な夜に叫び続けていた柴犬のお話です。

推定10歳以上のシニアの柴犬。

震災の混乱の中で保護されたその子は、昼間は比較的落ち着いていても

夜になると強い夜泣きと徘徊が続いていました。

慣れ親しんだ匂い。

聞き慣れた音。

いつもの景色。

長年積み重ねてきた安心できる環境が、一瞬で失われてしまったのです。

また、シニア犬にとって環境の変化は大きな負担になります。

安心できる場所や習慣を失うことで、不安が強まり、昼夜のリズムが乱れてしまうこともあります。

「少しでも眠らせてあげたい」

その一心でブレンドを考えました。

この子の入り口はどこだったのか

夜鳴きが問題に見えましたが、私が特に気になったのは「眠れないこと」そのものでした。

眠れないと体は休まりません。

そして眠れない状態が続くと、不安や緊張はもっと強くなっていきます。

この子に、まず必要だったのは「安心して休める状態」を取り戻すこと。

そのため今回のブレンドは、

・不安や緊張をやわらげること

・眠るための土台を整えること

・体への負担をなるべく少なくすること

を大切に組み立てました。

今回のハーブブレンドについて

パッションフラワー

天然のトランキライザーとも呼ばれるハーブです。

神経の高ぶりをやわらげ、不安や緊張をほぐしながら、自然な眠りへと導いてくれます。

今回のブレンドの中心となった植物です。

カモミールジャーマン

リラックスを代表するハーブのひとつです。

副交感神経を優位にしながら、体と心の緊張をやさしくほどいてくれます。

そして胃腸の負担をやわらげて、消化の負担をおさえてくれます。

体を支えるハーブたち

今回のブレンドでは、不安や緊張に寄り添うハーブだけではなく、体の内側を守りながら整える植物も組み合わせました。

眠りのためのブレンドであっても、私は全体を支える視点を大切にしています。

植物療法では、目的となる働きだけを強めるのではなく、その子の体全体のバランスを見ながらブレンドを組み立てます。

そのため、リラックスを目的としたブレンドでも、私は体を守る植物を一緒に選ぶこともあります。

ハーブだけでは足りなかった——アロマの力を借りて

ところが、最初は大きな変化が見られませんでした。

長年積み重なった不安や習慣は、ハーブの穏やかな働きだけでは届きにくかったのかもしれません。

そこで香りの力を借りることにしました。

ラベンダー

リラックスと睡眠を代表するアロマです。

香りが脳へ直接届くことで、不安や緊張をやわらげ、心をほぐしてくれます。

オレンジフラワー(ネロリ)

深い不安や恐怖に寄り添うアロマです。

心に大きな負担を抱えた動物にも用いられることがあり、この子にとって大切な支えとなりました。

ます。

ハーブコンプレス(温湿布)で温かさと香りを届ける

現場のスタッフさんにお願いしたのが、ハーブコンプレス(温湿布)です。

ハーブを煮出したお湯にタオルを浸し、体にやさしく当ててもらいました。

温かさは体をゆるめ、香りは脳へ届く。

そして「手当て」の安心も届くように。

内側からはハーブを。

外側からは温かさと香りを。

その両方から寄り添う方法でした。

ほんの少し、眠れた夜

数週間後、こんな言葉が届きました。

「ほんの少しですが、眠ってくれるようになりました」

劇的な変化があったわけでも、一晩ぐっすり眠れた、というわけでもない。

それでも、夜通し叫んでいた子が少しだけ静かな時間を持てた。

人も動物も、眠れない夜は心と体を少しずつ削っていきます。

反対に、短くても眠れた時間は、翌日を支える力になります。

あの柴犬が眠れた「ほんの少しの時間」は、きっと体と心を守る大切な時間だったのだと思います。

植物療法では、症状だけを見るのではなく、その子の体と心と暮らしの全体を見ながら見立てを行います。

チーム結でも、まずはお話を伺いながら、その子にとっての「入り口」を一緒に探していきます。

ハーブやアロマたちはそのための心強い仲間です。


次回は、腫瘍を抱えて術後のむくみに苦しんでいたセッターと、デトックスのハーブブレンドについてお話しします。🌿

🌿🐶いのちのバトンシリーズを読む👉こちら

チーム結の植物ノート|いのちのバトン 見立てノート① 

食べられなかったラブラドール

いのちのバトンシリーズを読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。

シリーズはこちらからお読みいただけます。

このシリーズでは、命と向き合う時間のことを書いてきました。

ここからは『結ノート』として、植物療法の世界をもう少し具体的にお話していきます。

まずお伝えしたいのは、チーム結では“症状だけでハーブを選ばない”ということ。

同じ『食べない』でも、不安が原因なのか、それとも消化する力そのものが落ちているかでは、選ぶ植物もアプローチも変わります。

今回は、震災後に出会ったラブラドールの子の見立てについてお話しします。

やせ細っていたラブラドール

食べないことが問題のようにも見えましたが、私はまず「消化する力」そのものが弱っていると考えました。

震災による強いストレスは自律神経のバランスを崩し、胃腸の働きを低下させます。

どれだけ栄養価が高く、良いフードを選んだとしても、

食べる力
消化する力
吸収する力

がなければ体は回復しにくくなります。

そこで今回のブレンドは

・胃腸を守る
・消化を助ける
・栄養を届ける
・排泄を促す

という4つの柱で組み立てました。

植物療法では、一つの働きだけを見るのではなく、体全体の流れを考えてブレンドを組み立てます。

ハーブは一種類でも、もちろん使うことはできますが、植物療法では組み合わせによって働き方が変わります。

相性の良い組み合わせもあれば、目的(お薬との相性や体質など)によっては避けたい組み合わせもあります。

そのため私は、その子の状態を見ながら毎回ブレンドを考えています。

今回はその主役を支えるハーブとして

カモミール

胃腸を守りながらリラックス

ダンディライオン

消化を助ける

ネトル

栄養を届ける

その他にも数種類のハーブを組み合わせ、全体の流れを整えるブレンドにしました。

ふりかけのように、毎日少しずつ

現場のスタッフさんへの負担を極力減らせるように、ハーブを細かく粉砕し、フードにふりかけのように使っていただける形でお届けしました。

劇的な変化がすぐに起こるわけではありません。

ハーブは薬のように何かを押し上げるのではなく、体の土台を少しずつ整えていくものです。

だから大切なのは、特別なことをすることではなく、無理なく続けられること。

毎日のいつものごはんにひとさじ。
その小さな積み重ねを続けていただきました。

数週間後には少しずつ食べる量が増え、2か月後には

「ふっくらしてきました」という報告が届きました。

体が整うと、心も少しずつ安定していきます。

命を支える土台はとてもシンプルで、よく食べて、よく眠ること。

そして、その土台は毎日の小さな積み重ねの中で育っていくのだと、

あのラブラドールが教えてくれました。

その後、この子は新しい家族のもとへ迎えられました。

どんな名前になったのか。
どんな暮らしをしているのか。
その後のことは分かりません。

でも、あの子のいのちは確かに次の人へとつながっていきました。


次回は、不安な夜に鳴き続けていた柴犬と、リラックスのハーブブレンドについてお話しします。🌿

チーム結の植物ノート|初夏の過ごし方。乾燥と真夏日に、体をととのえる

梅雨前のこの時期、空気は乾燥しているのに気温だけがぐんと上がる日が続きます。

5月下旬は毎年真夏日になることも多く、体がまだ夏モードに切り替わっていないまま

暑さだけがやってくる、なかなか油断できない季節です。

水分補給は、ミネラルも一緒に

暑くなると水分補給が大切だとよく言われますが、

実は水だけよりもミネラルを一緒に補給できるものがおすすめです。

麦茶やルイボスティーはミネラルが豊富で、この時期の水分補給にぴったりです。

そしてハーブティーも積極的に取り入れてほしいのですが、

乾燥からくるのどの痛みには

水よりもハーブティーの方が飲みやすいんです。

やさしい温度と植物の力が、のどを潤しながらほぐしてくれる感じがあります。

まだ体温調節が難しくて、汗をかかない体は水分が滞ってむくみやすくなります。

ハーブティーを上手に活用して水分のバランスを整えながら、

体の中の水分をしっかり循環させていきましょう。

初夏によりそう、ネトルの力

初夏に特におすすめしたいのハーブはネトルです。

天然のマルチビタミンとも呼ばれるほど栄養豊富で、利尿作用があり腎臓にも良いとされています。

体に溜まった余分な水分をやさしく排出しながら、同時にミネラルや栄養素をしっかり補給してくれる、この時期にとても頼りになるハーブです。

なんとなく体がだるい、むくみやすい、季節の変わり目に体調を崩しやすいという方にも、そっと寄り添ってくれますよ。

食欲がないときこそ、たんぱく質を

暑くなると食欲が落ちて、冷たいものや簡単なものに頼りがちになります。

栄養不足が心配になる時期でもあります。

そんなときにおすすめなのがオートミール+たまごの組み合わせ。

簡単に作れて胃にもやさしく、栄養もしっかり摂れます。

日本人にはなじみのないオートミールですが、白米+オートミールや雑穀米をプラスして炊飯するのもおすすめです。

わたし自身は野菜が好きなので食事にあまり困らないのですが、

それでもたんぱく質を必ず入れることを自分に課題として課しています。

豆腐、油揚げ、納豆、たまご——どれも手軽に使えてたんぱく質が豊富なので、

暑くて料理する気が起きない日でも取り入れやすいです。

汗をかく準備を、すこしずつ

前回の記事でも少し触れましたが、この時期は汗腺を鍛えるとても大切な季節です。

おすすめしたいのが、暑い日でも湯船につかること。

シャワーだけで済ませたくなりますが、湯船でじんわり汗をかくことで汗腺が鍛えられ、

夏の熱中症予防をする体作りにもつながります。

お風呂の温度が気になると思いますが、各ご家庭で好きなお風呂の温度があると思います。

基本的に38~40℃と言われていますが、ご自身が5分経っても湯船から出ずにいられる温度が

快適だと思います。

のぼせない時間(これもお好みですが10~20分くらい)を毎日続けることが大切です。

湯船が苦手な方もたくさんいらっしゃるので5分くらいから始めてみても良いと思います。

お腹を冷やさない、小さな習慣

そしてわたしが長年実践しているのが腹巻です。

わたし、腹巻愛好家なんです(笑)

内臓を冷やさないことは、消化力を守ることにもつながります。

そして、お散歩の時間もこのくらいの時期からは、午前中の早い時間に切り替えていました。

みぃは黒い毛が多かったので、
この時期からは太陽の熱をたくさん受けてしまう子でした。

暑さ対策として、お散歩のときだけ
涼しい色の軽いお洋服を着てもらっていました。

もともとはお洋服があまり得意ではなかったのですが、不思議とすんなり着てくれて。

きっと少し楽になることを、
ちゃんとわかってくれていたのかもしれません。

このお洋服は、お友達が作ってくれた大切な一枚です。
タグには、みぃと小さなきのこのイラストまで描いてくれていて、
そのやさしさがうれしくて、今でも大切に覚えています。

季節に合わせて、
少し涼しくすること。
少しあたためること。

その時に必要な心地よさを選んであげることも、
大切な養生のひとつなのだと思います。

夏をのりきるための準備は、特別なことじゃなくていいのだと思います。

あたたかい飲み物を取り入れること

ちょっぴり汗をかくこと

お腹を冷やさないこと

そんな小さな積み重ねが、その季節に合う体を育ててくれます。

今年の初夏も、あなたとあなたの大切な存在にとって心地良く

過ごしていけますように。

チーム結の植物ノート|まもなく梅雨。食べ方とハーブで、ペットも一緒にじめじめ季節をのりきる

雨が続くと、なんとなく体が重い。気分も上がらない。食欲もいまひとつ——そんな経験はありませんか?

これ、陰陽五行では「湿邪(しつじゃ)」の仕業かもしれません。

梅雨の湿邪って何?

湿邪(しつじゃ)とは、体に余分な湿気が入り込んで滞ってしまう状態のこと。

梅雨は気温が下がる日もあり、湿度だけが高くなりやすい。

この「じめっとした空気」が体に入り込むと、

消化器系(脾・胃)に負担がかかり、だるさや食欲不振、むくみ、気分の落ち込みとして現れやすくなります。

梅雨にまず気をつけたいこと——カビや細菌の予防

湿邪を払う前に、まず大切なのが食まわりの衛生管理です。

梅雨は食材にカビが生えやすく、細菌も繁殖しやすい季節。

  • 食材の保存は丁寧に。冷蔵庫の詰めすぎに注意。
  • 生ものはできるだけ避けて、加熱調理を基本に。
  • 食べ残しはその日のうちに。
  • 調理器具(鍋やフライパン・包丁やまな板など)の消毒

お弁当も要注意です。

抗菌シートを活用したり、必ずしっかり粗熱をとってからお弁当箱に詰めて、湿気を残さないことが大切。

生の野菜、特にプチトマトはそのまま入れがちですが、梅雨の時期はなるべく避けた方が安心です。

「なんとなく体調が悪い」の原因が、実はお弁当の傷みだったということも起こりやすい季節です。

昼と夜で調理法を変える

わたしが梅雨に実践しているのが、昼と夜で食べ方を変えること。

とにかく汗を出して体温を整えます。

昼は揚げ物・焼き物など火をしっかり通したもの

暑くても、熱いものを食べる。辛いものでもOK

汗をかいて体温を調節することで、体の中にこもった湿気を追い出すイメージです。

「暑いのに熱いものを食べるの?」と驚かれることもありますが、

これが体には合っているんです。

カレーライスや担々麺、キムチスープも活動している昼に食べています。

夜は蒸したもの・煮たものに

日中に発散したエネルギーを補いながら、胃腸に負担をかけない調理法で。

消化しやすく、体をやさしく労わる食事を心がけています。

しゃぶしゃぶサラダやかき玉うどん、八宝菜やあんかけ焼きそばもいいですね。

梅雨におすすめのハーブと食材

ハーブは体内の水分バランスを整えるのがとても得意です。

じめじめした季節に余分な湿気を溜め込まないために、上手に取り入れてみましょう。

リンデン 体内の水分バランスを整える代表格。梅雨のむくみやだるさが気になるときに。

エルダーフラワー ウイルス予防に。梅雨から夏にかけての体の防御力を高めてくれます。エルダーフラワーコーディアル(シロップ)もおすすめ

カモミールジャーマン 胃腸をやさしく落ち着かせてくれます。お休み前に、ほっとひと息つける一杯です。

ペパーミント 消化をサポートしながら、気分もすっきりリフレッシュ。食後のティーに取り入れてみてください。

生のショウガ 五行でいう「辛味」は発散の力を持ちます。生のショウガは消化をサポートしながら、体の中の湿気を追い出す助けに。

加熱すると体を温める作用が強まるので、梅雨には生のまま料理に添えるのがおすすめです。

調理のハーブたち 

バジルにはリラックス効果があり、料理に香りを添えながら気持ちも落ち着かせてくれます。ローズマリーやタイムは抗菌作用が高く、梅雨の食卓に積極的に取り入れたい頼もしいハーブです。

汗腺を鍛えて、夏に備える

梅雨のじめじめした時期は、実は汗腺を鍛える絶好のタイミングでもあります。

冬は体の中にエネルギーを溜め込む季節。夏はそれを外に発散する季節。その橋渡しをするのが、この梅雨から初夏にかけての時期です。

汗をかくことを怖がらずに、むしろ積極的に汗をかける体に整えていくこと。それが夏の熱中症予防にもつながります。

「暑いときに熱いものを食べる」というわたしの習慣も、汗腺を鍛えるという意味で実は、理にかなっているんです。

汗腺を鍛える方法については、これから夏に向けての記事でも少しずつお伝えしていきますね

ワンコと一緒に、梅雨をのりきろう

今回ご紹介したハーブはすべてワンコにも使えるものばかり。

リンデン、エルダーフラワー、カモミール、ペパーミント、バジル、ローズマリー、タイム——みんなで一緒に取り入れられます。

生姜も少量であればワンコOKです。

梅雨の湿気対策、飼い主さんとワンコで一緒に乗り越えましょう。

同じ季節を、同じ食卓で。そんな時間がいちばんの養生かもしれません🌿

チーム結の植物ノート|木から火へ。季節の変わり目に気を付けたいこと

いつのころからか、毎年この時季のわたしは、少しからだが重くなります。

食欲が落ちて、ご飯を食べるのが億劫になる。

「わたしは今日もおなかが空いてる!」と言い聞かせながらお茶碗をもつ・・・

そんな6月が毎年やってきます。

これ、実は陰陽五行の視点から見るととても自然なことなんです。

春の土用って何?

季節の変わり目には「土用」という期間があります。

立夏(5月上旬)の前の約18日間が「春の土用」。

この時期は、次の季節への移行期。

体も心も、次のステージへ切り替わろうとしている時間です。

五行では、春は「木」の季節。

肝と胆が活発になり、エネルギーが上へ上へと伸びていく時期です。

新しいことを始めたくなったり、気持ちが高ぶりやすくなるのも、木のエネルギーが強く働いているから。

そして土用が明けると、いよいよ「火」の季節、初夏へと入っていきます。

土用は「土」を労わる時間

土用は各季節と季節のあいだ、「土」のエネルギーが働く時期。

五行でいう土は、脾・胃に対応しています。

有名なのは夏の土用ですが、昔から土用にしじみやうなぎを食べる習慣があるのも、この時期に弱りやすい消化器系を補うためといわれています。

植物の力も、上手に借りてみましょう。

土用におすすめのハーブたち

  • ダンディライオン(西洋たんぽぽ) 肝臓や消化器系のデトックスをサポート。春の疲れをリセットしたいときに。
  • ローズヒップ(ドッグローズ) ビタミンCが豊富で、季節の変わり目の免疫ケアに。酸味が体をシャキッとさせてくれます。
  • カモミールジャーマン 胃腸を落ち着かせ、気持ちもほぐしてくれる。食欲がないときの食前ティーにもおすすめ。
  • ネトル(西洋イラクサ) ミネラル豊富で、春の疲れた体を栄養面からしっかり補ってくれます。
  • ペパーミント 消化を助け、気分もリフレッシュ。
  • カレンデュラ(キンセンカ) 目や粘膜を保護し、胃腸の症状をやわらげてくれます。やさしいオレンジ色が気持ちまで明るくしてくれる。

木から火へ。このタイミングに起きやすいこと

土用が明けると、エネルギーは「木」(肝・胆)から「火」(心・小腸)へと移っていきます。このタイミングで出やすいのが——

  • 気だるさ・疲れやすさ 春に張り切って使ったエネルギーの疲れが出てくる
  • 食欲の低下 火のエネルギーが高まると、消化器系に負担がかかりやすい
  • 気持ちの浮き沈み 木の「怒り・ストレス」から火の「喜び・興奮」へと感情も移行中

わたしが毎年6月に食欲をなくすのも、この移行期に体が正直に反応しているのかもしれません。「体が弱い」のではなく、「ちゃんと季節を感じている」ということ。そう思うと、少し気持ちが楽になりませんか?


この時期に心がけたいこと

無理に活動量を上げず、体の声を聞くことが大切な時期です。

食事は消化のよいものを少しずつ。

食欲がなくても、温かいスープや雑炊など、胃腸に優しいものを選んで。

「食べなきゃ」と焦らず、体が欲しがるものを丁寧に摂る。

睡眠は早めにたっぷりと。

火のエネルギーが高まる夏に向けて、今のうちに体を休めておくことが養生の基本です。

そして、感情にも優しくしてあげてください。

この時期はイライラしやすかったり、逆に気力が続かなかったりしがちですが、

それも季節の移行のサイン。自分を責めず、ゆったりと過ごすことが、一番です。


季節は毎年同じようにめぐってきます。

でも、その流れを「知っている」だけで、体との向き合い方がすこしだけ変わります。

そのヒントを、これからも植物ノートで少しずつ綴っていけたらと思っています。

あなたはどの体質?

陰陽五行では、人それぞれに生まれ持った体質やライスステージ、季節によっても出てくる体質があります。

いまの体質を知ることで、季節の変わり目の過ごし方がもっとわかりやすくなりますよ。

もっと知りたい方へ

植物療法や陰陽五行を使った体質ケアについて、チーム結ではさらに詳しくお伝えしています。季節ごとの養生法やハーブの使い方など、一緒に探してみませんか?