みぃは、お風呂が大嫌いでした。
いまでいう、お風呂キャンセル界隈です。
それなのに、なぜかプールは大好きだったんです(笑)
空気を入れるところから、大興奮
梅雨が明けてすぐの7月下旬、うちではベランダにプールを出します。
空気を入れ始めた瞬間から、みぃはそわそわ。
プールの形になっていくのを何とも言えない吠え声で、
「もう入ってもいい?」という催促顔でこちらを見てきます。
さらに水を入れ始めると、今度はプールの周りをくるくる回ったり
部屋に入ってみたり、ちょっと走ってみたりと落ち着きがなくなります。
「できたよ!入っていいよ〜!」
そう声をかけると、短い足なんておかまいなし。
勢いよく、プールへざぶーん!
なぜプールだけこんなに好きだったのかは、正直よくわかりません(笑)
ボールが好きだったから、水遊びまで楽しくなったのか。
水に揺れるボールを追いかけるのも楽しかったみたいです。
もしくは、ベランダという自分のテリトリーだったから安心していたのか。
今となっては、みぃに聞いてみないとわかりませんが
楽しかったことだけは確かです。
ボールを追いかけて、水をバシャバシャ
プールの中では、ボールを追いかけてくわえちゃうのがお決まり。
水をバシャバシャしながら夢中で遊ぶ姿は、見ているだけで笑えてきます。
短い足がぱたぱた動いて、水しぶきが飛び散るたびに、こちらまで楽しくなりました。
ただ、みぃには僧帽弁閉鎖不全症があったので、プールは1日5〜10分と決めていました。
興奮しすぎると心臓への負担が大きくなるからです。
時間がきたら、名残惜しそうなみぃをプールから出してタオルドライ。
バスタオルを何枚か部屋にひいておくと、自分から寝転んでくねくね拭きだします。
楽しい時間だからこそ、無理はさせたくありませんでした。
遊び終わると、満足そうにぺたん。
「ふぅ〜、たのしかった!」
そんな声が聞こえてきそうな顔をして、ぐっすり昼寝タイム。

プールの次のお客様たち
みぃが遊び終わったプールは、そのままベランダへ。
すると今度は、小鳥たちの水浴び場になります。
スズメたちが順番に水浴びをしている様子を見ながら、
みぃは「わたしのプールなんだけど!」と言いたげにワンワン(笑)
常連のお客様はカラスさんでした。
サッと降りてきて、
バシャッ、バシャッ。
本当にあっという間。
みぃが吠えても、カラスはどこ吹く風。
堂々と水浴びを楽しみます。
その姿を見ながら、
「烏の行水とは、よく言ったものだなあ。」
と、一人で笑っていました。
毎年買い換えていたプール
そしてある日、プールを見ると見知らぬ穴が数か所。空気が抜けているところもところどころ……。
最初は「なんで?」と思っていたのですが、どうやら鳥たちのかぎづめで小さな穴が開いてしまうようでした。
そのため、プールは毎年買い換え(笑)
みぃが遊んで、
スズメが水浴びをして、
カラスも立ち寄る。
夏のベランダは、みんなの小さなプール。
そう思うと、「今年もたくさん遊んでくれたんだな」と、うれしい気持ちのほうが大きかったのを覚えています。
お風呂は嫌いなのに、プールは大好き。
そんなこだわりも、なんともみぃらしいところでした。
今年の夏も、あの勢いのいい「ざぶーん!」を思い出しながら過ごしています。🌿










