ステロイド治療が続く中で、わたしがずっと大切にしていたのが毎日の食事でした。
病気と闘う力は、毎日のごはんから生まれる。
胃腸が消化に使うエネルギーを少しでも減らし、その分を体が本来の力を発揮するために使ってほしい。
そんな思いから、みぃのごはんを手作りに変えました。
最初は難しそうに感じていましたが、続けてみると意外とシンプル。
そして何より、みぃが毎食待ち遠しそうに、うれしそうに食べてくれる姿が、わたしの一番の励みになっていました。
手作りごはんは、消化にやさしい
市販のドッグフードには、栄養バランスが整っていて保存しやすいという良さがあります。
一方で、手作りごはんは水分を多く含み、やわらかく調理することで、
あまり噛まずに食べる癖のある子も消化しやすい食事として取り入れられることがあります。
病気と向き合っていたみぃには、食べることそのものが毎日のケアのひとつでした。
見た目のボリュームで、満足感も
手作りごはんに変えて驚いたのは、見た目のボリュームです。
同じくらいのエネルギー量でも、毎回お皿いっぱいのごはんになります。
みぃは器を見た瞬間から目を輝かせて、
「これ全部食べてもいいの?!」という顔をします。
食べる時間が楽しみになることも、手作りごはんの魅力のひとつだとみぃが教えてくれました。
5kgのミニチュアダックスの1食分(一例)

写真の量で約100〜150gが目安です。
まな板にのっていると少なく見えますが完成のころにはボリューム満点です。
たんぱく質・野菜・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルのバランスを考えながら、その日の体調に合わせて作っていました。
※体重・年齢・活動量・体調によって適量は異なります。
今回のレシピ
- 真鯛・舞茸・人参をやわらかく茹でる
- 細かくほぐして食べやすくする
- 発芽玄米ごはん(または白米)と混ぜる
- 自家製イタリアンパセリ・すりごま・ハーブを適量加える
- 「はじまりの結」微粉末を加えて完成
毎日の食卓の中で、無理なく栄養を取り入れられるよう心がけていましたが
だいたい栄養バランスは1週間から10日ほどでとっています。
家計にもやさしい手作りごはん
「手作りごはんはお金がかかりそう。」
そう思われることもありますが、実際はスーパーで手に入る旬の食材を使うことがほとんどでした。
特売の日のお魚や旬の野菜を選びながら、その季節に合った食材を取り入れる。
薬膳とは旬の食材を取り入れることから始まります。
そして、そんな作り方でも十分続けられます。
正解は、その子によって違う
みぃと暮らして学んだことがあります。
それは、
「良い食材」と「その子に合う食材」は、必ずしも同じではない。
ということ。
お酢、塩、出汁、ハーブ、オイル。
オリーブオイル、ココナッツオイル、サーモンオイル、マグロオイル、ヘンプオイル、インカインチオイル……
本当にたくさん試しました。
みぃはサーモンオイルでお腹がゆるくなることがありましたが、かつおオイルとは相性が良く、安心して使うことができました。
このかつおオイルにたどり着くまでが大変でしたが体質に合ってくれた時は嬉しかったです。
食材も同じで、産地によって体の反応が違うこともありました。
「この産地なら大丈夫そう。」
そんなことが少しずつ分かるようになったのも、毎日みぃを観察し続けてそれにみぃも協力してくれたからです。
季節によって、体は変わる
実はみぃ、毎年秋になると体重がぐっと落ちる子でした。
だから夏は、「いかに元気に食べてもらうか、太ってもらうか」が毎年のテーマ。
「少し多めに食べてもらえば体重が維持できるかな。」
そう思ってごはんを増やしたこともありました。
私にとっては羨ましい体質でしたが、そう簡単に体重は増えてくれません。
でも……
みぃは大喜び(笑)。
たくさん食べられて、とても嬉しそうでしたが
お腹がびっくりしてしまって、結局お腹を壊してしまうことも。
食べる量を増やせばいいわけではない。
季節も、その子の体質も、その日の体調も関係している。
みぃはそんなことを、毎日の暮らしの中で教えてくれました。
みぃが教えてくれたこと
今のわたしが植物療法や食事を考えるとき、一番大切にしていることがあります。
それは、
「何が良いか」ではなく、
「その子に何が合うか」。
ということ。
本に書いてあることもとても大切な情報。
でも、それ以上に教えてくれるのは、毎日一緒に暮らしているこの子自身です。
少しずつ食べてみる。
少しずつ変えてみる。
そして、よく観察する。
その積み重ねが、その子だけの答えにつながっていくのだと思います。
これからも「みぃと歩む」では、みぃが教えてくれたことを、少しずつお話ししていけたらうれしいです。🌿🐾

