わたしの実家には、3匹の猫が暮らしています。
みんな野良出身で、人は苦手。
でも、それぞれにしっかり個性があって、見ていると飽きません。
たから・17歳——おっとりマイペースの長老
17歳のたからは、実家の長老です。
食べるのもマイペース、動くのもマイペース。そしてよく寝る。
急ぐ様子はまったくなくて、すべてが自分のペースで進んでいきます。
夜は決まってお母さんと一緒に寝る、甘えん坊な一面も。
長年一緒に暮らしてきた信頼関係がそこにあります。
17歳というシニアの年齢になっても、自分のペースをしっかり持っている。
そのおっとりとした姿や動じない心は、なんだか人生の先輩みたいです。
みらい・15歳——こだわり派のベランダ好き
15歳のみらいは、ベランダに出るのが大好きな子です。
外の空気を感じながら、自分の世界を楽しんでいますが
飽きると「窓開けて!」とにゃーにゃー騒ぎます。
そんなみらいは、食べ物へのこだわりが強く、食べさせるのにひと苦労。
「これじゃない」と思ったら、ぷいっとそっぽを向いてどこかへいってしまいます。
シニアになっても自分の意思をしっかり持っている、芯の強い女の子ですが
これは気分じゃないと言って食べたかったくせに
お腹は空くらしく、台所に立っているわたしにすり寄っておねだりをしてくるのが
とてもかわいいです。

ちょこ・3歳——朝から全力の食いしん坊
3歳のちょこは、3匹の中でいちばん若く、とにかく元気いっぱい。
夜中の一人運動会をして、お母さんにしょっちゅう怒られています。
なので毎日、朝ごはんが待ちきれず、「ニャニャー!」と元気に催促。
たからやみらいのおっとりした雰囲気とは対照的に、ちょこはいつも全力。
3匹の中で一番賑やかな存在です。
ただ末っ子なのでごはんがもらえるのは一番最後。
ニャーニャーの声が毎朝響き渡っています。
みんな人間が苦手。でも・・・「なんだ、お前か」といわれる私
冒頭でもお伝えした通り、3匹とも野良出身なので、人間がとにかく苦手です。
お母さん以外にはなかなか心を開かず、帰省するたびに、お母さんは
「猫たちがストレスを感じていないかな」と気にしています。
でも、不思議なことに、わたしは最初から受け入れてもらえました。
同じ部屋に居て遊ぶことも撫でることも、一緒に寝ることもできました。
帰省すると、部屋に入ったわたしを見て3匹が顔を上げます。
一瞬こちらを見て──
「なんだ、お前か。」
そんな顔をして、また何事もなかったようにごろん(笑)。
野良出身で人が苦手な子たちだからこそ、
この「逃げない」という反応が、わたしにはとても嬉しい出来事なんです。

3匹それぞれのごはん事情
多頭飼いで特に気をつけたいのが、ごはんの管理です。
たからはマイペースなので食べ終わるまで時間がかかります。
みらいは気に入らないと食べないこともあります。
ちょこは早食いで、隙があれば他の子のごはんまで狙う勢い(笑)
食べるスピードも食欲もみんな違うからこそ、それぞれの様子をしっかり見ながらお世話をすることが大切です。
特にシニアのたからとみらいは、きちんと食べられているか、お水をちゃんと飲んでいるのか
暑いのか、寒いのか、トイレもちゃんとしているかを、いつも気にかけています。
その子だから、大切にしたいこと
同じ猫さんでも、性格も、食べ方も、好きな場所もみんな違います。
ペットシッターとしてお世話をするときも、「ワンコだから、猫さんだから」ではなく、
「その子だから」を大切にしています。
懐いてもらおうと急ぐのではなく、その子のペースをちゃんと尊重すること。
「この人なら大丈夫」と思ってもらえる関係を少しずつ築いていくこと。
実家の3匹は、そんな大切なことを教えてくれました。
野良として生きてきた強さと、今は家の中で安心してごろんと眠る姿。
そのギャップが、わたしはとても愛おしいなと思っています🐱
おまけの夏に落ちているたからさん。
心地良さそうで何より。


