夏は犬が部屋のどこかに落ちている季節です。
料理をしているときもそうですが、ハーブを調合し始めると、
みぃはキッチンにやってきていつの間にか足元にスタンバイ。
「今日は何が落ちてくるかな?」
そんな顔で座って待っています(笑)
でも、ハーブの調合は意外と時間がかかるため、待ち時間が長い。
そのうち待ちくたびれて、その場でゴロンです。
まだかなまだかな?という顔から
まだなのー?という顔に変わり
そのうち通路のど真ん中で気持ちよさそうに寝てしまいます。
「そこ、歩くんだけどなぁ。」
完全に入り口をふさがれてますが、起こすのもかわいそうなので、
そっとまたいで歩いていました。
みぃはそんな様子を、目だけで追いかけます(笑)
ハーブは使用するものによって、ふわふわと舞います。
カレンデュラやカモミールの花びらは特にふんわりと舞います。
桜のはなびらが落ちる速度が秒速5メートル。
同じくらいの落下速度かなと思いながら見ているのですが
ドライハーブのカレンデュラ(ポットマリーゴールド)は花びらだけなので、とても軽くて、犬の毛にもよく絡むんです。
気がつくと、みぃが頭にカレンデュラをのせたまま歩いていることもしばしば(笑)。
そして床に落ちたドライハーブは……
私が拾うより早く、みぃが「パクッ」
落ちたハーブの回収係も担当。
そういう時はとても速いんですよね。
ハーブティーができあがると、今度は試飲の時間。
器に耳の飾り毛が入らないように、私が耳をひっくり返して試飲開始。
余談ですが、普段使う食器の中でみぃのごはん皿が一番高額でした(笑)
調合して、味見して、試飲して。
それが、みぃの大切なお仕事でした。
いま思うと、植物療法は特別な時間ではなく、私たちの暮らしそのものだったように思います。
ハーブの香りがするキッチンで、一緒に笑いながら過ごした夏。
あの時間は、私にとって今でも大切な宝物です。

